はじめに
リスティング広告とは検索エンジンの検索結果に連動して表示される広告のことを指します。
検索エンジンで調べたい単語を入力しサーチすると検索結果の上や下、右端などに表示される広告があります。
その広告をリスティング広告とよぶのです。
また文字だけのテキスト広告に限らず、画像で表示される広告をバナー広告といい、利用しているデバイスによって表示のされ方も異なります。
今回はそんなリスティング広告を入稿するにあたってのサイズ、そのほかの規定について詳しく紹介していきます。
ぜひ参考にしてください。
リスティング広告の配信箇所
リスティング広告を配信するにはGoogle、Yahoo!が提携している媒体やメディアに限られ、専用で設けられている場所へ配信が可能です。
日本の検索エンジンシェアはGoogleとYahoo!が70~80%を占めており、この2つの媒体をおさえておけば、日本ユーザーのほとんどへアプローチできるでしょう。
Googleへ出稿できる広告を「GDN」、一方Yahoo!へ出稿できるのが「YDN」といいます。
ユーザーがアクセスしているほかのサイトにも広告を配信可能で、テキスト広告・イメージ広告・動画広告などを掲載できます。
リスティング広告のバナーサイズは配信媒体やデバイスで異なる
リスティング広告のバナーサイズは細かく分けると数十種類と幅広く存在します。
そのバナーサイズによりユーザーが閲覧している配信媒体や、ユーザーの利用デバイスで表示される広告は異なります。
Google、Yahoo!のどちらか一方でしか表示されない場合や、PCだけ表示されてスマートフォンでは対応不可などさまざまです。
ターゲットがすでに絞られている場合は、年代や性別などその層に合った媒体・デバイスを確認し、それに適したバナーサイズを選択します。
GoogleとYahoo!で異なる
Google、Yahoo!の媒体では入稿できるバナー広告の容量やサイズにそれぞれ規定があります。
まず、容量です。
Google(GDN)の場合バナー広告では150KBまで、レスポンシブディスプレイ広告は5120KBまでとされており、Yahoo!(YDN)の場合はバナー広告・レスポンシブ広告ともに3MBまで、ロゴ画像は150KBまでと制限されます。
レスポンシブ広告のバナーサイズも横長、スクエア、ロゴとそれぞれ形態があります。
この形態はGoogle、Yahoo!!ともに同じですがそれぞれ注意点もあるので確認が必要です。
GNDではバナー画像に文字を入れる場合、テキスト部分が画像全体の20%を超えてはいけません。
一方YDNは、表示回数が急に増加するケースもあるので、配信データはこまめに確認しておくようにしましょう。
そしてGoogleとYahoo!とでは配信できるバナー広告はサイズにより異なるので、必ず確認をしてからバナー作成にとりかかりましょう。
PCかSPかで異なる
PCやスマートフォンなどのデバイスにより、対応するバナー広告のサイズは異なる場合があります。
どちらのデバイスにも対応できるよう、バナー広告をすべてのサイズで作成して配信してもよいですが、表示されやすいバナー広告のみを作成すれば、かなり効率的に広告掲載ができます。
PCでおすすめなのが「728×90px」「160×600px」「468×60px」の3サイズ、スマートフォンでおすすめなのは「320×50px」「320×100px」の2サイズです。
上記のおすすめサイズはPC、スマートフォンそれぞれのデバイスに対応しているため、ターゲットが絞られている場合はぜひこのサイズを参考にしてバナーを作成してみましょう。
バナー広告を作成するうえでの制作費用や時間を無駄なく効率的に使えます。
媒体・デバイス別バナーサイズを紹介
バナーサイズ | Yahoo! | |||
PC | SP | PC | SP | |
300×250 | ★ | ★ | ★ | ★ |
160×600 | ★ | ★ | ||
728×90 | ★ | ★ | ||
300×600 | ★ | ★ | ||
320×50 | ★ | ★ | ||
468×60 | 〇 | 〇 | ||
320×100 | 〇 | 〇 | ||
200×200 | 〇 | 〇 | ||
240×400 | 〇 | |||
250×250 | 〇 | 〇 | ||
250×360 | 〇 | |||
336×280 | 〇 | |||
580×400 | 〇 | |||
120×600 | 〇 | |||
300×1050 | 〇 | |||
930×180 | 〇 | |||
970×90 | 〇 | |||
970×250 | 〇 | |||
980×120 | 〇 | |||
300×50 | 〇 | 〇 | ||
600×600 | 〇 | |||
640×360 | 〇 |
準備しておきたいバナーサイズ
GoogleやYahoo!の媒体側で推奨されており、表示形式は自動で調節され、さまざまな広告枠に対応できるサイズがあります。
それが人気上位の「300×250px」「728×90px」「160×600px」「320×50px」「300×600px」の5サイズです。
このサイズは人気上位5位なだけでなくGoogle、Yahoo!ともに共通して利用できるサイズになっています。
まさに媒体推奨サイズ、また準備しておくと便利なサイズといえるでしょう。
ただし対応デバイスはサイズにより異なるため、よく確認してから作成にとりかかりましょう。
また画像の容量はGoogle広告は150KB、Yahoo!広告は3MBまでとされているので注意が必要です。
上記のとおり、サイズや容量に注意してバナー広告を制作しましょう。
リスティング広告の特徴
リスティングにおける広告サイズの規定とは、どういったものなのかなんとなく理解できたかと思います。
広告の種類と同じようにそのサイズにもいろいろと規定が存在します。
サイズだけでなく、さらにリスティング広告の詳細を知りたい場合は「リスティング広告とは」という記事を用意したので、ぜひそちらも合わせてご確認ください。
「リスティング広告とは」の記事ではリスティング広告について深堀した内容になっています。
まだあまり広告についての知識がない場合や、さらに理解を深めたい方はぜひ一度確認してみてください。
まとめ
今回はリスティング広告のサイズについて説明していきました。
「広告」と聞くと、CMや看板など大きいものを思い浮かべがちですが、私たちが普段何気なく目にしているリスティング広告のように小さい広告もたくさん存在します。
その小さい広告を入稿するにも、今回紹介したような規定がたくさんあり、それに携わるスタッフもたくさんいます。
この記事を読んで少しでも興味や関心が深まったのであれば、ぜひ挑戦してみてください。