【マーケ用語解説】はじめに
マーケティングや事業開発においてDAUやMAU、WAUという用語を目にする機会が多くなったのではないでしょうか。
DAUを理解するうえで重要なワードを先にご紹介します。
それがそれぞれの用語に「AU」のアルファベットを含んでいますが、これはアクティブユーザーの意味です。
ある一定期間のうち、アプリやサービスを1回以上利用したユーザーのことをアクティブユーザーと呼びます。
それでは、これをふまえてDAUについて深く掘り下げていきましょう。
【マーケ用語解説】DAUとは?
DAUとは、Daily Active Userの略です。
いわゆる1日あたりのアクティブユーザーのことを意味しています。
期間ごとのアクティブユーザーを把握しておくことによって、対象のサービスの課題を探りだしたり、サービスに対する顧客満足度をデータとして確認したりすることができます。
SNSなどのようなソーシャルメディアやソーシャルアプリにおいて、1日に何度も不特定多数のユーザーが利用するようなサービスに対して、DAUは非常に重要な指標となるのです。
また、DAUの場合、ユーザー登録やログインして利用するサービスで用いられることが多いです。
たとえばPCとスマホ、タブレットなど複数のデバイスや端末で同じユーザーが利用しても、重複してカウントしないように考えられています。
【マーケ用語解説】DAU率とは?
DAUは、アクティブユーザー数をはかるだけではありません。
登録者数に対して、実際にサービスの利用をしているユーザー数について知りたいこともあるでしょう。
こういった1日あたりのサービスを利用したユーザー数の割合を「DAU率」と呼びます。
計算方法は以下の計算式で計算することができます。
DAU率=1日においてサービスを利用したユーザー数/登録者数
例をあげると、ユーザー登録数が100万人のアプリがあったとしましょう。
そして1日のサービスを利用したユーザー数が60万人だったとします。
この場合、このアプリのDAU率は以下の通りです。
60万人/100万人=50%
登録者に対して半数以上の登録者が利用するだけで、それだけそのアプリやサービスが浸透していることを把握できるのです。
【マーケ用語解説】いつ使うの?
既述の通りですが、すべてのソーシャルメディアやソーシャルアプリにDAUが活用されているわけではありません。
基本的にDAUが活用されるのは、利用を始める前にユーザー登録が必要なサービスです。
さらに、1日のうちに何回も利用するサービスで使われることが多い指標となります。
アプリやサービスによっては登録だけしたものの、結局未使用のままでいるユーザーもいます。
また、長期間利用をしない休眠ユーザーも多いので、ユーザー登録数だけではサービスやアプリの利用実態を把握することはできません。
そこで、DAUを指標とすることによってマーケティング戦略やビジネスに役立てることができるのです。
本質を突いたマーケティングの実践をしていくにあたって、DAUは非常に重視されるものなのです。
【マーケ用語解説】まとめ
DAUは登録者数と、1日あたりのサービス利用者を使ってDAU率を割り出すことによって、サービスの利用実態を現実的に把握できるようになっています。
そしてDAU率は、どれだけサービスに魅力を感じ、定着して利用しているかどうかをはかれるのです。
そのため、今後のサービス提供において改善などをする際のヒントにもつながります。
つまり、DAUを使ってサービスの動向を逐一チェックすれば、よりよいサービスになり、品質向上につながるチャンスになっているといえるでしょう。