【マーケ用語解説】はじめに
サイト運営をしていくにあたって、さまざまなマーケティング指標が登場します。
複数の指標を分析しているケースも多いですが、よりサイトに適した指標を活用することが大切なのです。
どんなにメジャーな指標でも、そのサイトの実態を反映できない指標では意味がありません。
そこで、今回は「WAU」という指標について見ていきましょう。
WAUとは一体どんな指標なのか、そして効果的な使用方法とは何かについて解説していきます。
【マーケ用語解説】WAUとは?
WAUとはWeekly Active Userの略です。
1週間あたりでどれだけのユーザーが利用しているのかを示す指標です。
たとえば、会員数が多いサイトを運営していたとします。
登録した人のうち、どのくらいのユーザーが1週間のあいだに利用しているかをチェックすれば、サービスがどれだけ盛り上がっているかを判断できるのです。
1週間というスパンを設定することで、たとえば、週末の利用が多いサービスであれば、平日の利用は少なくても、全体として活用されているという指標を得られます。
1日あたりの利用では低迷しているように見えても、1週間という期間で見ることで、より実態を反映できるサービスなどの指標としておすすめです。
【マーケ用語解説】WAU率の出し方
WAU率の出し方は、全体のユーザー数のうち今週どれくらいの人が利用したのかで求められます。
計算式は以下の通りです。
WAU率=(1週間でサービスを利用したユーザー数)/(全体のユーザー数)
たとえば100人の会員がいて、1週間で10人利用すれば以下の計算式になります。
10/100=0.1
100人の会員がいて、1週間で20人利用すれば、20/100=0.2となります。
WAU率が大きくなるほど1週間で見れば、利用率が高いといえるのです。
また1000人の会員がいて、1週間で10人が利用すれば、10/1000=00.1となります。
全体のユーザーの数が多く、1週間でサービスを利用したユーザー数が少ないほどWAU率は低く、利用度が少ないと判断できるのです。
【マーケ用語解説】どのように使えるの?
どのように使えるのかというと、1週間でどれほどの人が利用したのかを知ることができます。
そのため、利用の習慣が根づいているのかをチェックすることが可能です。
たとえば、登録している会員数は1万人いるのに、1週間で利用している人が10人しかいない場合を想定してみましょう。
さらに利用してもらえる環境を整備したり、なぜ利用してもらえないのかを考えたりしなくてはなりません。
WAUをマーケティングの指標として使っているサイトとしては、マンガのアプリ(コミックシーモアやLINEマンガなど)や、動画配信サービス(ABEMAやYouTubeなど)のような、エンタメ系の配信サービスが多いです。
これらのサービスでは、利用の習慣づけがもっとも大事な指標といえるため、WAUが重要視されています。
【マーケ用語解説】まとめ
WAUとはweekly active userの略で、1週間あたりどれだけの人が利用しているのかを示す指標です。
WAU率=(1週間でサービスを利用したユーザー数)/(全体のユーザー数)で計算されます。
使い方として、利用の習慣が根づいているのかを知りたいときに役立つのです。
マンガのアプリや動画配信サービスなど、エンタメ系の配信サービスにおいては、利用の習慣づけがもっとも大事な指標といえるので、重要視されています。