はじめに
Webマーケティングに携わっているのなら、SEOが Search Engine Optimizationつまり検索エンジンの最適化の略称であり、マーケティングの手段であることはご存じかもしれません。
そしてコンテンツSEOとは、ユーザーの検索の意図に沿った、良質なコンテンツを継続的に発信することで、検索エンジンからの自然検索で集客する手法です。
今やWebマーケティングの世界では、コンテンツSEOによる集客が主流となっており、成功のためには欠かせない手法となっています。
SEOにおける最低限のツール
コンテンツSEOを効率よく行うためには、SEOツールの存在は欠かせません。
SEOツールとは以下にあげたような、SEOを実施する際に必要なデータをあらゆる方向から検証する、専門のツールです。
・特定のキーワードや検索順位や競合サイトの調査
・リンクの状態を把握
・自社サイト内が適切な状態化の診断
・コピーコンテンツ防止のための類似度診断
SEOツールは有料のものから無料のものまで、さまざまなものが存在します。
今回は最低限必要と思われるツールを紹介しましょう。
Google Analytics
Google Analytics(グーグルアナリティクス)は、無料で使用できるSEOのアクセス解析ツールです。
Webサイト全体のユニークユーザー数やセッション数、ページビュー数などの各種数値の把握から、ユーザーがどのような経路でサイトに訪れてどのような行動をしたのかといった分析まで可能です。
つまり、コンテンツSEOに必須のツールといえます。
最大のメリットは、やはり無料でGoogleアカウントさえあれば、誰でも使用できる手軽さにあるでしょう。
ただし、ひと月あたり1,000万ヒットを超えると有料になるので、注意してください。
また、Googleの広告などと連携可能です。
慣れれば多様な使い方ができるようになり、活用範囲はぐっと広まります。
デメリットとしては、初心者にはカスタマイズしづらく、確認項目が多く、使いづらいことがあげられます。
Google search Console
Google search Console(グーグルサーチコンソール)は、Googleアナリティクス同様に、Google社が無料で提供している分析ツールです。
ページ単位でどういったキーワードから流入を獲得しているのか、タイトルやディスクリプション等の重複箇所、検索結果での順位やクリック率などが把握可能です。
SEOを始めるなら、最初に導入すべきツールであるといえます。
また、自社サイトの過去のデータなども詳しく見られるので、サイトの問題点の解析にも役に立ちます。
Google search Consoleは、消費者をサイトに流入するまでの検索ワードや、他サイトからのリンク状況などを解析するために、誘導をうながす戦略の計画に必要です。
対して先述したGoogle Analyticsは、流入後の分析に使用するツールです。
どちらも効果的に使うことで、SEOの効率化に役立ちます。
コンテンツSEOに役立つツール
SEOに最低限必要な2つのツールを紹介しました。
ユーザーの流入前と流入後、それぞれの分析にGoogle AnalyticsとGoogle search Consoleの2つは必要不可欠です。
それにプラスアルファとして、コンテンツSEOに役立つツールを4つ紹介しましょう。
これらを使用することでより細かくデータを分析できるだけではありません。
さまざまな機能がまとまっているため、個々のデータを1つにまとめたり、確認したりする手間が省け、作業効率の向上を期待できます。
SEO戦略の精度を高め、より強固なものとするためには、SEOツールの導入を強くおすすめします。
EmmaTools™(エマツールズ)
EmmaTools™は、SEO効果の高いコンテンツを作成できる、ライティングツールです。
競合サイトの分析やコピー率チェックなどの基本的な機能はもちろん、外部のライターにもアカウントを発行すればエマツールズを用いて管理が可能になります。
また独自のアルゴリズムで、上位表示されるために必要な関連ワードを提案してくれるなど、初心者にも使用しやすいのが特徴です。
また、完成されたコンテンツを自動分析し、SEOを最適化するための改善案も提案し、作成をサポートしてくれるのもほかにはない機能です。
そのため、未経験でもSEOレベルの高いコンテンツ作成を可能にし、コンテンツが上位表示する可能性を高める。
EmmaTools™についてより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
MIERUCA
MIERUCAは、ベネッセコーポレーションやぐるなび、花王など大手をはじめとする1,500社が利用するコンテンツマーケ・オウンドメディア・SEO対策分析サービスです。
利用料金は比較的スタンダードプランで、ひと月あたり15万からと非常に高額といえるでしょう。
しかし、料金相応の非常に高機能であることが特徴です。
まず、キーワード予測機能では、同じ意味でも言い方が異なる「言い換え語」も含めた提案をしてくれるため、多くの検索にヒットするコンテンツの制作が可能になります。
また、「見える化」というサービス名からもわかるように、SEO対策の課題や改善点に優先順位をつけて提案してくれるのも、本サービスならではの機能です。
企業で取り組む際には、とても有用なツールとなるでしょう。
MIERUCAについてはこちらをご参照ください
→MIERUCAのサイト(https://mieru-ca.com/)
Keywordmap
Keywordmapは共起語キーワードなどの、取りたいコンテンツのキーワードなどを、簡単に検索できるプラットフォームです。
国産のツールであるため、世界最大量の日本語のデータを保有していることが強みです。
KDDIやNTTデータなど、多くの大手企業で導入されています。
サイト内のキーワードの競合性、関連性などをマインドマップ式にわかりやすく表示できるのも、大きな特徴といえるでしょう。
また、競合サイトの取れているキーワードなどから、自社サイトが取り逃しているキーワードなどがすぐにわかります。
そのため、効率的にサイトの問題点を把握でき、改善に向かえます。
Keywordmapのサイトを添付しましたので、ぜひご覧ください。
→ Keywordmapのサイト(https://keywordmap.jp)
SEARCH WRITE
SEARCH WRITE は、コンテンツSEOに必要な効果の分析、可視化コンテンツの提案などの、複雑なマーケターの業務を「わかりやすい」を重要視しながら効率化したツールです。
「本当に必要な機能のみを集めたSEOツールであること」をコンセプトにしています。
機能数は多くありませんが、初心者でも使用しやすいのが特徴です。
キーワード提案もAIが自動で行い、検索順位チェックなどの機能を使えば、自社サイトのモニタリングも容易に行えます。
そのために、コンテンツ作成以外に関する作業の手間をほとんど省けるのです。
施策の効果検証を行えるというのは、ほかのツールにはない点です。
SEOのノウハウを導入支援してもらえるのも、導入する大きなメリットといえるでしょう。
SEARCH WRITEのサイトはこちらです。
気になる方はぜひチェックしてください。
→ SEARCH WRITEのサイト(https://searchwrite.jp/)
まとめ
SEOに必要なツールを、基礎的なものから新しく発売されたものまで紹介しました。
TVなどのマスメディアによるマーケティングが主流の時代から、急速にWebマーケティングの時代になり、SEO対策は企業にとって必要不可欠なものとなったのです。
しかし、同時にマーケターの業務は複雑化し、調査や選定を繰り返すために業務量が問題視されています。
業務内容や仕事の内容にマッチしたSEOツールを導入することで、作業が効率化され、より効果的にコンテンツSEOの施策を行えることでしょう。
それぞれのメリットを把握して、導入し精度の高いコンテンツSEOに役立ててください。