【SNSビジネス運用】Twitter運用について詳しく解説!

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はじめに

Twitterは140文字以内のメッセージを投稿することができる、無料のWebサービスです。

一般ユーザーによって投稿が拡散されることで話題となり、「バズる」こともあります。

実際に利用していると、そのような人気の投稿を目にすることがあるでしょう。

Twitterは手軽さと拡散力の高さから、近年ビジネスのプロモーションツールとして大きく注目されています。

今回は、Twitterを上手に運用していくコツや事例を解説します。

Twitter運用とは?

「Twitterを運用する」とは、どういうことを指すのでしょうか。

それは、企業が自社のブランディング強化や認知度の拡大を目的として、Twitterを利用することです。

新規顧客の獲得や販売促進につなげるためのマーケティングにも活用できます。

顧客ユーザーの意見を聞き、商品やサービスの開発・改善につなげていくことが可能です。

TwitterはほかのSNSに比べると、飾らない雰囲気の投稿が多く、中には非常にユニークなものも見受けられます。

このような特徴を利用して、企業のこぼれ話や社員紹介など、身近に感じやすい内容を投稿すると注目されやすいでしょう。

人気の投稿や有料の広告は、興味がありそうなユーザーへ表示される仕組みになっています。

Twitter運用のメリット

ビジネスのプロモーションツールとしてTwitter運用を行うことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは拡散力・フィードバック・広告の種類という観点から、大きなメリットを3つ挙げて紹介していきます。

拡散力が高い

まずは拡散力が高いことが、一番大きいメリットと言えます。

「バズる」という言葉を聞いたことがあるでしょう。

これは、発信したツイート(=メッセージ)が注目され、ユーザーからまたさらに別のユーザーへと拡散されていく状態を指します。

拡散されればされるほど、低コストで多くのユーザーに広告を見てもらえるというわけです。

広告がバズるためには、もちろんその商品やサービス自体に魅力が感じられないといけません。

しかし、世の中には実に多くの商品やサービスがあふれているので、ただ広告を打つだけでは注目されにくいです。

自社のアカウントを作成し、普段からユーザーに向けて発信しておきましょう。

そうすると、最初から広告を見てもらいやすい環境を作ることができます。

ユーザーからのフィードバックが得られやすい

メリットの2つめは、ユーザーからのフィードバックを得やすいことです。

TVなどのメディアへの広告だと、ユーザーからの反響を直接受けることができません。

そのため、結果がわかるまで非常に時間がかかってしまいます。

しかし、SNSであるTwitterは、広告に対してユーザーがメッセージを送ることができます。

「いいね」が押された、どのくらい拡散されている、ということをリアルタイムで確認可能です。

そのフィードバックをもとに、すぐに商品やサービスに活かすことができます。

時にはTwitterの運用方法自体の見直しにつながることもあるでしょう。

ユーザーからのフィードバックが得られやすいということは、マーケティングの面でも非常に有効です。

広告の種類が豊富

3つめのメリットとして、広告の種類が豊富なことが挙げられます。

最もメジャーなのは「プロモ広告」です。

これは通常のツイートと同じフォーマットで表示されるため、違和感なくユーザーに見てもらえるものです。

投稿の下部には区別のため「プロモーション」と記載されます。

また、「フォロワー獲得広告」もあります。

その名の示す通り、アカウントのフォロワーを増やすためのものです。

広告には自動的にフォローボタンが表示されるようになっています。

そのほかにも、Twitterライブなどさまざまな種類の広告があり、自社の方針や予算に応じて選択できます。

広告が表示される場所(=プレースメント)や表示させたいユーザー(=ターゲティング)を設定することも可能です。

逆にデメリットはあるのか?

低コストで手軽なTwitterの運用にもデメリットはあります。

「拡散された後は取り消しが困難であること」や「詳細なターゲティング設定ができないこと」です。

次は、これらのデメリット2つについて解説します。

炎上する可能性が高い

Twitterは拡散力の高さがメリットであるとお伝えしました。

しかし、一度拡散されてしまったものを取り消すことは困難なため、運用には注意が必要です。

人気の投稿は「バズる」状態になりますが、反対に良くないと思われた投稿も拡散されて「炎上する」傾向にあります。

Twitter担当者が言ってはいけないことを投稿してしまったり、商品やサービスの内容が広告とは異なると感じられたりする場合です。

たった一つの投稿が火種となり、どんどん別のユーザーのところへと燃え広がる様が、炎上と呼ばれる所以でしょう。

匿名性の高いSNSであるため、おもしろ半分で拡散するユーザーもいます。

気づいた時にはすでに遅く、火消しができないほどに広がっていることがあるのです。

細部までのターゲティング設定には不向き

Twitterはアカウント登録時に、性別や生年月日を正しく入力する必要がありません。

性別や年齢を偽って入力しても、確認されることはないです。

Twitterのターゲティングは、ユーザーの興味関心など類似することから設定します。

たとえば、40代以上の女性に向けた商品だったとしても、該当ユーザーにピンポイントに届けることができるかというと、そうとは限りません。

興味があっても、狙いとは異なる年齢層や性別のユーザーにも表示されるなど、ターゲティング精度が高いとは言えないのです。

そのため、細部までターゲティング設定を行いたい企業には不向きでしょう。

ほかのメディアへの広告出稿を検討したり、運用方法を一工夫したりする必要があります。

Twitter運用でできること

Twitter運用でできることは大きく分けて2つあります。

ツイートを発信することによる広告活動、それからエンゲージメントを利用した分析です。

具体的にどのようなことができるのか、内容を見ていきましょう。

ツイート発信による広告活動

企業がTwitterアカウントを作成し、一般ユーザーのようにツイートを発信すれば自社を紹介できます。

自社の商品やサービスの説明といったプロモーション活動を手軽に行うことが可能です。

近年は企業アカウント同士で交流の機会を持ち、そこからコラボ商品が生まれたり、共同でキャンペーンを行ったりしています。

こまめに発信をすることで、ユーザーの目に触れる回数も自ずと増えるでしょう。

自社に親しみを持ってもらうことが、大きな広告効果をもたらすかもしれません。

エンゲージメントを利用した分析

Twitterには、ツイートアナリティクスという分析機能があります。

「インプレッション」は、投稿した内容やアカウントのプロフィールが何回表示されたのかということです。

これに対し、ツイートを目にしたユーザー数は「リーチ」として表されます。

また、ツイートを見たユーザーが「いいね」やリンクページのクリックなど、なんらかの行動を起こすことを「エンゲージメント」と言います。

これらはツイートアクティビティで確認でき、リアルタイムにデータを取得することができるのです。

Twitter運用方法、主な流れ

それでは、ここからはTwitterを運用する方法や流れについて具体的に解説していきます。

メリット・デメリットや分析機能などを踏まえて上手に運用し、低コストで大きな広告の成果をあげられるようになりましょう。

アカウントを作成する

最初に、アカウントをTwitter公式サイトから作成する必要があります。

企業がプロモーションツールとしてTwitterを運用する場合、重視するべきことがあります。

それはプロフィールを充実させることです。

どのような企業なのかということを、ユーザーが一目見てわかるように情報を盛り込みます。

Twitterは匿名性の高いSNSであるため、企業としての信頼感も大切です。

アカウントが本物であることを認めてもらうため、Twitter社に認証済みバッジの取得を申請することができます。

企業の公式サイトやメールアドレスによる信頼性、また著名性があるなどの条件が揃わなくてはいけません。

認証されるには時間と手間が多少かかりますがやっておくべきです。

ユーザーの満足度を高めるためコンテンツを考える

アカウントを作成したら実際にツイートを始めます。

フォロワーを増やし、ユーザー満足度を高めるためには、コンテンツを考えなくてはいけません。

お得な情報や特典など、ユーザーにとって利益のある内容を定期的に配信する工夫が必要です。

Twitterではユーモアのある投稿が好まれる傾向にあります。

そこを意識して、親しみやすい企業であるとユーザーに印象づけることができればフォロワーが増えるでしょう。

すると拡散力も高まるため、より大きな広告効果を得ることができます。

ただ、情報過多なこの時代において、ユーザーの興味がほかに移ってしまうことも少なくありません。

継続してフォローしてもらえるよう、こまめに充実した内容のツイートをすることが大切です。

定期的なアカウント分析を行う

やみくもにツイートをするだけでは、プロモーションツールとしての上手な運用とは言えません。

定期的なアカウントの分析を行うことが重要です。

前述したツイートアナリティクス機能を利用します。

ツイートアクティビティを確認し、分析した結果を今後の運用に活かしていくことが大切です。

インプレッション数に対し、エンゲージメントの総数がどのくらいの割合なのかという「エンゲージメント率」が指標となります。

要するに、ツイートの表示回数のうち、ユーザーがアクションを起こしてくれた割合のことです。

ツイートの人気度を知る目安となります。

ツイートが多くの人の目に触れても、アクションを起こされていないのでは、広告としてはあまり意味がありません。

運用する際に事前にチェックしておきたいこと

アカウントを作成すること自体は簡単でも、プロモーションツールとして上手に運用するためには、工夫が必要だとわかりました。

Twitter運用を始める前に、事前にチェックしておきたいことがあります。

それは、運用の目的を明確にすることです。

商品やサービスの売上を伸ばしたいのか、それとも企業としての知名度を上げたいのかというだけでも、運用方法は異なってきます。

目的が明確になっていないとブレてしまい、広告の効果が半減してしまうでしょう。

顧客になってもらいたいユーザー層のニーズを把握することも大切です。

広告のターゲット選定やそれに合わせた配信頻度、時間帯、ツイートの内容などをしっかり決めておきましょう。

そうすることで無駄なく効率的に活用できます。

Twitter運用による事例

運用方法や流れを理解したところで、最後に企業のTwitter運用による成功事例を2社紹介します。

近年Twitter運用に力を入れている企業は多いのですが、有名なグリコとメルカリでの事例を見ていきましょう。

グリコ「ポッキー」

まずはグリコの「ポッキー」の成功事例です。

11月11日がポッキーの日ということは、皆さんご存知でしょう。

しかし、このポッキーの日が制定されたのは実は1999年のことで、意外と歴史があるのです。

それでは、なぜ今このように認知度が高いのかというと、あるツイートがきっかけでした。

グリコは自社のTwitterで「24時間で一番ツイートされたブランドとしてギネス記録に挑戦しよう」とポッキーの日に呼びかけたのです。

このツイート総数はなんと371万で、実際にギネス記録を更新するという快挙を成し遂げました。

そして、当日ポッキーを購入した人の数は4倍にまで増加したのです。

プロモーションとして非常に大きな成果をあげたツイートでした。

メルカリ

続いて、メルカリの成功事例を紹介します。

メルカリが世間に広く認知されるまで、中古市場というのはあまりポジティブなものではありませんでした。

それを一変することになったのが、メルカリが打ち出したTwitterでの広告運用です。

又吉直樹さんなどの著名人を起用した連載ツイートを発信しました。

その際「#メルカリのモノガタリ」というハッシュタグを用いて、新規顧客獲得や幅広い層へのアプローチを実現したのです。

これらのツイートによって、フォロワーは9万人も増加しました。

インプレッション数は8,700万にも及んだと言いますから、驚きの効果です。

そして、ネット上での中古品売買という新たなサービスの普及へとつながっていきました。

まとめ

今回は、近年プロモーションツールとして注目されているTwitter運用について解説しました。

手軽に始められるTwitterのメリットやデメリットを理解し、広告運用の手段として上手に活用していきたいものです。

Twitterの拡散力の高さを活かし、自社の商品やサービスなどを積極的に発信しましょう。

うっかり炎上してしまうことのないように、Twitterを担当する社員の選定だけはくれぐれも気を付けてください

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