【SNSビジネス運用】Facebook運用について詳しく解説!

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はじめに

今日では、事業の収益アップのために広報やマーケティングにおけるSNSの運用は欠かせないものとなっています。

InstagramやTwitterなど多くのSNSが日常に根付いていますが、今回はFacebookの運用方法について話してきます。

Facebook運用とは?

ビジネスにおけるFacebookの運用方法とはどのようなものなのでしょうか?

企業のFacebookページは、個人のものとは異なり、企業名だけでなく商品名でも登録が可能です。

そして、一個人のユーザーに対して近い距離で情報を発信し、反応をダイレクトに受け取るのが企業のFacebook運用の主な目的となります。

不徳的多数に向けるテレビCMや電車の中吊りなどのマス広告に対し、FacebookをはじめとするSNSでの情報発信は訴求したい層をある程度絞り情報を発信できるのが大きな魅力です。

具体的には、Facebookの企業アカウントを利用して企業のブランディング強化や認知度の拡大を図るPRの目的でも使用されます。

また、顧客ユーザーの意見を聞き取り入れる、新規顧客の獲得、販売促進につなげるためのマーケティングなどにも活用されます。

Facebook運用のメリット

情報発信やマーケティングなど多方面でFacebookの運用が役立つことがわかりました。

しかし、数あるSNSの中でFacebookのアカウントを開設するメリットはあるのでしょうか。

3つに分けて運用する利点について説明しましょう。

低コストで始められ操作が容易

何より、ページの開設自体は無料で行えるため、コストパフォーマンスが非常に優れている点が大きなメリットです。

プライベートのSNSを開設する場合は初期費用で数百万円のコストがかかり、メール配信機能を使用する際は月に数十万円の費用が予想されます。

その後の稼働をすべて自社で行う場合は情報発信も無料ですが、その後のコンサル費用や運用の代行費用を考慮に入れても比較的安価に運用できるコンテンツと言えるでしょう。

また、基本的に操作は容易であることもハードルを低くしています。

告知は、Facebookのウォールにポストするだけで完了し、動画や写真も1クリックで投稿できます。

また、投稿の際の文章を長く書かなくても、リンクを貼り付けるだけでコンテンツが成り立つ更新の安易さも魅力の一つです。

企業にとって機能が豊富

操作が安易なだけでなく、ビジネスアカウントではさまざまな機能を使用できます。

まず、ページ作成から簡単なECサイトとしても活用できます。

商品の使用方法やキャンペーンを投稿し、ページの上部にリンクを貼れば自社のECサイトへ誘導できるのです。

また、消費者が「いいね!」を押せばタイムラインに投稿が表示されるため、ユーザーの友人に情報が拡散されます。

年齢や職業など同じ属性のユーザーに情報が拡散されるために、訴求効果が非常に高いのが特徴です。

また、インサイト機能を使用すれば、フォロワーの動向を細かく分析できるために、マーケティングコンテンツとしても優れています。

また、投稿ページでは時間別の平均リーチ率やエンゲージメント率までが確認可能です。

拡散力があるのに炎上しにくい

Facebookは最も炎上しにくいSNSと言われています。

理由は、基本的に多くのユーザーが実名で登録しているからです。

Twitterは投稿のシェア機能による拡散力がありますが、匿名でアカウントが容易に何個も作成できるために炎上が比較的に起こりやすいと言われています。

企業がSNSの運用に二の足を踏む大きな理由が「炎上リスク」であるケースが多いために、実名制を用いているFacebookはSNS初心者でも参入のハードルが低いコンテンツと言えるでしょう。

また、ほかのSNSと比較して長時間情報が表示されるために非常に閲覧率が高く、拡散力が非常に優れているのもFacebookのビジネスアカウントを運用する大きなメリットの一つです。

デメリットは?

コストパフォーマンスの面でも機能面でも非常に優れたコンテンツのFacebookですが、運用するうえでのデメリットももちろん存在します。

ビジネスアカウントを効果的に運営するうえで留意すべき2つの点について紹介しましょう。

他企業と差別化が難しい

一つに、企業独自のカラーを打ち出しにくいことが挙げられます。

Facebookは比較的操作がシンプルで容易な性質上、カスタマイズが豊富というわけではありません。

ページトップのプロフィールとカバー画面が実質企業の顔となりますが、そのほかのデザインや見せ方ではほかの企業やブランドと差別化を図るのが難しいと言えるでしょう。

そのため、ユーザーがビジネスアカウントを多数フォローしている場合、投稿が他企業のものや個人の投稿に埋もれてしまう可能性があります。

コメントに迅速に対応しファンを獲得する、シリーズ投稿の読み物として活用するなど、投稿の際に創意工夫を凝らさなければ、ユーザーにリーチしない可能性があるのは大きなデメリットと言えます。

時間的コストがかかる

次に、有効なマーケティングツールになるまでに時間を要するケースが多いことがデメリットとして挙げられます。

単発的なページ作成だけでは、マーケティング効果の見込みは非常に少ないでしょう。

ビジネスアカウントとして成功するためには、ユーザーが役に立った、お得に感じるなどの満足度の高い充実したコンテンツを継続的に行う必要があります。

しかし、ただ更新を頻繁にするだけではユーザーにネガティブな印象を与え、フォローを外される可能性が高くなるのです。

そのため、週に1~4回はコンテンツに一貫性を持たせ、更新するペースが理想的と言われています。

1日に何度も流せるTVCMと異なり、時間をかけてユーザーにアプローチしていく形になるために、効果ができるまでに時間を要するのもマイナス面と言えるでしょう。

Facebook運用でできること

Facebookのビジネスアカウントを運用するうえでのメリットとデメリットを把握したうえで、具体的にどのような機能を使用できるのが見ていきましょう。

これらの機能を効果的に使用し、企業の新たファンの獲得へ役立ててください。

コンテンツの投稿機能とユーザーとのコミュニケーション

まず、コンテンツページの作成が無料で可能です。

基本データとプロフィール写真を設定するだけで、ビジネスアカウントは設立できます。

その後、新商品やキャンペーン情報や読み物など、コンテンツを発信する目的とコンセプトやターゲットを定めて更新していくのです。

Facebookの優れた点は、それに対するユーザーからの「いいね!」やコメントによるリアクションが確認できるところです。

また、コメントへの返信機能やDM機能を用いてメッセージのやりとりまで可能なために非常にユーザーとの距離の近いコンテンツとなります。

企業と交流できる感覚が得られるのは、SNSならではの利点です。

ユーザーと親密なコミュニケーションを取ることで、継続的なファンの獲得が可能になるでしょう。

広告ソリューション

Facebookは広告の種類が豊富で目的に合わせた広告の打ち出し方が可能です。

写真や動画はもちろん、カルーセルという一つの投稿で最大10の動画や写真を掲載できる機能やテキストや動きや音声を効果的に用いるスライドショー、製品カタログのアイテムをユーザーの趣向に合わせて表示するコレクションなどもあります。

ユーザーの商品やサービスに対する認知の段階から購買まで、さまざまなフォーマットや手法が用意されているため、企業の目的に応じて使い分けしましょう。

またInstagramと締結しているのでInstagramアカウントがなくてもInstagramに広告も打ち出せます。

Facebookは40代の男性、Instagramは20代の女性がメインユーザーなので、一つの投稿でまったく異なる層にアプローチ可能です。

分析機能

先述したインサイト機能を用いれば、投稿に対するユーザーのリアクションを多方面から分析可能です。

まず、日別のフォロワー数の増減は、フォロワーの発生した場所まで表示されるために不堪な目線で投稿の効果が確認できます。

また、いいねを押した「ファン」、アカウントをフォローしている「フォロワー」、コンテンツを表示した「リーチした人」、コンテンツに対して何かしら行動した「アクションを実行した人」に分けてフォロワーの属性も表示できます。

さらに、ページへのインプレッション数や日々のエンゲージメント数を時間帯ごとにまで数字やデータで分析可能です。

ユーザーがアクティブな時間帯での投稿へ示唆してくれるため、効果的な時間帯での投稿ができるようになります。

Facebookを運用するうえでの主な流れ

さまざまな機能を使いこなせば、今までリーチしなかったユーザー層へのアプローチが可能なだけでなく、さまざまな反応まで分析できるFacebookは、コンテンツマーケティングに欠かせない存在です。

運用を始める流れについて説明しますので、早速始めてみましょう。

まずはアカウントを作成する

Facebookページからアカウントを作成します。

まずページのタイプを選択しましょう。

ビジネスまたはブランドorコミュニティまたは公人・著名人と表示される中で、該当するものを選択しページのビジネス情報を充実させてください。

そして、ビジネスマネージャを設定すると、広告の作成や管理を複数人で進められるようになるために管理の手間を削減できます。

同時に、管理者、編集者、広告管理者、モデレーター、アナリストなどの役割分担を決めておくと、今後の運用がスムーズになります。

ユーザーのニーズに合わせた充実したコンテンツを準備

アカウントを作成したら、コンテンツを作成しましょう。

匿名性が低く安心で健全なSNSであり、さまざまな投稿フォーマットを作成できるFacebookだからこそ、コンテンツ作成には付加価値が大切です。

また、ただ発信したい情報を投稿するのではなく、定期的にお得な情報や特典などのユーザーにとって利益のある内容を発信すれば、デジタルの販促施策のツールとしても有効となり、固定ファンの獲得だけでなくフォロワーの増加にもつながります。

ユーザーとの距離が近いSNSだからこそ、ユーザーの満足度を高めることが大切なのです。

写真の表示形式も豊富で字数制限も少ないFacebookの特性を活かして、多様な表現でユーザーにアプローチしていきましょう。

定期的に分析機能を用いて研究

投稿したら、分析機能を利用し、ユーザーのリアクションを確認しましょう。

先述したように、インサイト機能を用いれば投稿ページに対するインプレッションやエンゲージメントなどを細かく確認、分析できます。

その過程がFacebook運用において重要なカギとなってくるのです。

ビジネスアカウントの運用を成功に導くためには、既存のコンテンツをブラッシュアップしていきエンゲージメント率を向上させなければなりません。

エンゲージメント率を高めるためにはユーザーがFacebookを開いているタイミングで投稿する必要があります。

分析機能を駆使して投稿にベストな曜日や時間を検証し、タイミングや内容を改善していきます。

その過程でユーザーへのリーチが拡大されていくでしょう。

実際に運用する前に準備しておきたいこと

Facebookは気軽に投稿できますが、ただやみくもに更新していけば効果が出るものではありません。

運用する前に、まず運用する目的とターゲットユーザーを明確にしましょう。

商品の認知が目的なのか、ブランディングが目的なのか、販促が目的なのか、それによってコンテンツの運用方法は大きく異なってきます。

また、自社の商品やサービスのファンになってくれるユーザー像を、性別や年齢だけでなく趣味や仕事などの詳細から構築していきます。

それだけでなく、ユーザーの発言などからどのようなニーズが響くのかを把握し、コンテンツの配信頻度や内容を定め、配信時間をしっかり設定しておくことで、無駄なく効率的に活用することが大切です。

また、競合他社の調査をして参考になるべきところは取り入れ、差別化を図るためのポイントを見つけていきましょう。

Facebookを活用した成功事例

運用していく具体的なイメージが掴めたなら、Facebookを活用して成功した例を実際に見ていきましょう。

異なるアプローチで成功した事例を2つ挙げますので、効果的にアカウントを運用するためのヒントを見つけてください。

ワールド・ファミリー株式会社

ワールド・ファミリー株式会社は、幼児向けのディズニーの英語教材を販売する企業です。

抽選で商品が当たるキャンペーンページを作成・実施し、ユーザーの興味を惹いたことでWebサイト訪問率が約19%上昇、Webサイト商品購入率が約2倍に増加しました。

教育コンサルタントのインタビューや自宅でできる親子の英語遊び、乳児を育ている際の悩みのQ&Aなど、幼児に英語教育を与えたい保護者にターゲットを絞ってさまざまな情報を配信しているために、固定ファンの獲得に成功しています。

Oisix

オーガニック食材や食材や調味料を合わせた料理キットなどの販売で知られるOisixも、Facebookの運用に成功した企業の一つです。

まず、ターゲットを絞り「お試しセット割引」などお得を感じさせる広告を打ち出し、ランディングページへの新規訪問者数1.7倍、お試しセット購入率7.6倍、さらにお試しセット購入から新規会員登録者数1.6倍という成果を出しました。

それだけではなく、季節のイベントの告知や食材が当たるクイズ、さらに災害地への支援情報などユーザーを飽きさせないコンテンツを多方面から発信し続けることで、7万人を超えるフォロワーを抱えることに成功しています。

まとめ

Facebookは国内のユーザー数は2,600万人、世界では29億人を超えるユーザーが利用している巨大なプラットフォームです。

そして、世界では6,500万社以上の企業がビジネスアカウントを利用しています。

FacebookのほかのSNSと異なる強みは、実名制であるがゆえにターゲティング制度の高い広告や投稿が打ち出せることです。

炎上リスクが低く初期費用も低いFacebookから、コンテンツマーケティングを充実させていきましょう。

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