【SNSビジネス運用】Instagram運用について詳しく解説!

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はじめに

数あるSNSの中でも、Instagramは視認性が高く運用しやすいことで知られています。

Instagramは、爆発的な効果はないものの、地道に進めていくことで認知度の高まりやリーチを高めてくれるのです。

この記事では、Instagramの運用について、メリットやデメリット、方法を解説していきます。

すでにInstagramを運用中である、これから始めたいという人はぜひ参考にしてください。

Instagram運用とは?

Instagramの運用とは、企業やサービスのブランディング強化、認知度を広めるといった行為を意味します。

FacebookやTwitterをはじめ、今やSNSは広告の露出先として最もポピュラーです。

中でもInstagramはアカウントの開設も容易で、SNS運用の経験がなくとも比較的簡単に始められます。

「見せ方」についても、画像や動画がメインとなるため、文章を書くことに苦手意識がある人でも手軽に始められるのがポイントです。

Instagramを運用すると、新規顧客の獲得や商品・サービスの紹介、販売促進につなげるためのマーケティングができます。

また、いわゆる「広告っぽさ」を極限まで減らせるのもInstagramの大きな特徴です。

より自然な形で、ユーザーへのリーチを図りたい人にInstagram運用はおすすめです。

Instagram運用のメリット

Instagram運用を使うメリットは、大きく分けて3つです。

1つ目はユーザーとの接点が作りやすい、2つ目は写真を活用した投稿が視覚的訴求に優れる、3つ目はユーザーのニーズを把握する機能が充実している点にあります。

一つひとつ見ていきましょう。

ユーザーとの接点を作りやすい

Instagramは、ユーザーとの接点が作りやすいSNSです。

Instagramに表示されるおすすめ投稿は、ユーザーの検索や閲覧履歴に紐づいています。

興味関心や趣味嗜好にもとづいたユーザー自身の行動をヒントに構成されています。

最初から心惹かれる可能性の高いユーザーに対してアプローチが可能となるため、親和性の高いユーザーに情報を届けやすいのが大きな特徴です。

また、Instagramの検索機能は、アカウント名やキーワードのほかにハッシュタグを活用しています。

ハッシュタグは多くのユーザーが検索に利用しているため、うまく利用できればより多くの人の目に留まりやすいでしょう。

つまり、InstagramはほかのSNSと比べてもユーザーとの接点の作りやすさに長けています。

まるで雑誌やカタログをパラパラめくりながら、簡単に目に留まった情報に触れられるため、ユーザーに余計な負担もかけません。

特にブランディングで広告っぽさをなくしたいという人におすすめです。

視覚的訴求に長けている

Instagramは、写真や動画に重点を置いているSNSツールのため、コンテンツに写真や動画といったビジュアルを活かしたものが使われます。

色彩が豊かである、見た目がおもしろい、続きが気になるといったさまざまな形で、ユーザーに働きかけて誘導できるでしょう。

自社製品の使い方や利点について動画を使って詳しく解説したい場合や商品の認知度を高めたい場合に向いています。

また、ロゴマークなど視覚的にユーザーに訴求したいものがはっきりしている場合にもInstagramは有効です。

ブランディングは、『第三者が唱える要素』によって定義づけられ、認知されていきます。

視覚的訴求に長けているInstagramなら、そうした『◎◎のブランドといえばあの××』というように、見た目による定義づけが簡単にできるでしょう。

詳細な言い回しや言語による訴えかけに頼らない分、今まで訴求が弱かった項目についても簡単にアピールできるのが最大の特徴です。

ユーザーのニーズを把握するための機能が充実している

Instagramには、ユーザーのニーズを的確かつ、温度感をリアルに感じ取れる機能が充実しています。

たとえば、ストーリーズにあるアンケート機能を使えば、ユーザーの嗜好や考えを簡単に取り入れられます。

また、Instagramアカウントページでそれらのアンケートに答えれば、ユーザーとの距離はより一層近くなるでしょう。

温度感を感じ取りづらいSNS運用ですが、Instagramではユーザーとの接点がしっかりと築けます。

ライブ機能も同じような効果があり、リアルタイムでの情報発信やユーザーとのコミュニケーションが可能になります。

その場でユーザーからの質問にも回答でき、やりとりが発生することによるエンターテイメント性も大きな特徴となるでしょう。

ツールによるアクセス解析や分析を経て、ユーザーの動向を探ることはできますが、Instagramの機能は肌感覚でこういったユーザー動向が掴み取れます。

サービスや製品を通じてユーザーとの交流を深めたい場合にも一役買ってくれるでしょう。

デメリットはあるか?

Instagramは、使いやすく視覚的訴求に長けている反面、デメリットもあります。

1つ目は拡散力が低いという点、2つ目は投稿作業など労力を要するという点です。

それぞれのデメリットと解消法について見ていきましょう。

拡散力は低い

Instagramは、ほかのSNS系アプリと比較すると、拡散に適した機能がないため短期的かつ爆発的な効果は見込めません。

また、長期的に発信を繰り返す必要もあるため、投稿するネタを大量にストックしておく必要もあります。

さらに、Instagramは公式アカウントでもない限り、基本的な設定ではプロフィール上にしかリンクを貼れません。

ユーザーをうまくプロフィール画面まで導かなければコンバージョンにつながらないため、コンテンツ内容の工夫は必須です。

つまり、Instagramを運用するならブランディングを確立して、投稿が継続できる準備が必要です。

拡散力が低くとも、じわじわと投稿が情報として浸透していくため、長期スパンで計画を立てていきましょう。

労力を要する

Instagramを使った運用は、ほかのSNSや広告と比べても労力を要します。

まず、投稿は画像や写真、動画といったコンテンツありきです。

逆に言えば、投稿のために必ず写真や動画を用意しなければならないため、投稿の準備に時間を要します。

さらに、季節やイベントごとを反映するのであれば、コンテンツの内容もそれに沿ったものでなければなりません。

準備にかなり膨大な時間が費やされるのには納得でしょう。

また、Instagramを運用するのであれば、投稿を長期にわたって継続しなければなりません。

どれだけ一時に投稿を頑張ったとしても、Instagramでは一度に大量の投稿よりも、1日1件で確実に投稿するほうが意味があります。

一定期間放置してしまうと、せっかくフォロワーになったユーザーが離れていってしまうので注意しましょう。

Instagram運用でできること

Instagram運用でできるのは以下の4つです。

1つ目はビジュアルに特化したコンテンツの配信です。

2つ目は分析ツールが無料で使えます。

3つ目は広告配信も手軽にできるという点で、4つ目はショッピング機能が負荷できるという点です。

ビジュアル面に特化したコンテンツの配信

Instagram運用では、画像や動画を使ったビジュアルに特化したコンテンツを配信できます。

テキストで説明文や思いの丈を語ることは十分可能ですが、やはり文字を隅から隅まで読むというユーザーは多くありません。

Instagramのフィードにも、まず現れるのは画像ないし動画です。

少量のテキストを載せたとしても、ユーザーは投稿されたコンテンツのビジュアルに引き寄せられて集まります。

つまり、ビジュアル面にこだわればこだわるほど、好みの合うユーザーとマッチングできるのです。

また、画像や動画は多くを語らずともイメージでコンテンツの内容を相手に伝えられます。

ライブ機能もあるのでオンラインでリアルタイムの発信もできます。

分析ツールが無料で行える

Instagramでは、インサイトと呼ばれる無料のアクセス解析分析ツールが使えます。

投稿やアカウントに対してリーチしたアカウント、インプレッション数、リンクのタップ数が見られます。

さらに、一定期間にフォロワーがどのような推移で増えていったのか、いいねの数がどう伸びたかもチェックが可能です。

多くのSNSでは、こうした分析ツールが付帯していますが、無料でなおかつ操作がわかりやすいのはInstagramの大きな特徴です。

そこまで難しい分析を要するものではないので、SNS運用初心者でも、簡単に自身のアカウントについて研究できます。

もちろん、より専門的に分析を行っていくのであればプロに依頼することも可能です。

手軽な広告配信が可能

Instagramでは、ほかのSNSと比較しても比較的簡単かつ手軽に広告配信ができます。

広告配信は、通常の投稿のようにすることもできれば、ストーリーズで見せることも可能です。

こうした設定を、どこか外部企業に委託することなく自分でできるのも、Instagramの大きな強みと言えるでしょう。

さらに、投稿形式でコンテンツの情報発信ができると、ユーザーはより手軽に広告をクリックしやすくなります。

明らかに配信された広告とわかるコンテンツよりも、視認性が高く、興味を惹きやすいのが大きな特徴です。

それだけコンテンツに内容を持たせ、おもしろみのあるものにする必要がありますが、これが成功すると親和性の高いユーザーの獲得につながります。

ショッピング機能

Instagramは、URLこそプロフィールページにしか載せられませんが、ショッピング機能があるためECサイトとしての役割も果たすことも可能です。

ショッピング機能は、投稿にタグ付けするように当該商品の販売ページへとリンクを飛ばせます。

ショッピング機能の利用には審査があり、設定からアカウントをビジネスアカウントにする必要があります。

ユーザーがリーチしてから、興味を持って買ってもらえれば、Instagram内でショッピングが完結したこととなるでしょう。

つまり、直接的な販売促進につながるというわけです。

Instagramの運用方法ステップ

Instagramの運用ステップは、大きく分けて3つです。

まず、アカウントを作成してビジネスアカウント利用の申請をします。

次に、コンテンツを作成していきます。

投稿に備えたのち、コンテンツを発信したら定期的に運用状況を分析しましょう。

アカウントを作成し、ビジネスアカウントへ

Instagramのアカウントは、先ほど紹介したような広告配信やショッピング機能を使う場合、プロアカウントへの切り替えが必須です。

まず、通常のInstagramのアカウントを開設する要領で、必要情報を登録していきます。

そして、設定からプロアカウントへと切り替えてください。

プロアカウントにはいくつかの種類(カテゴライズ)がありますが、運用するのならビジネス情報を追加してプロフィールを充実させましょう。

これらの機能には、Instagram運営側からの審査があります。

この審査を通過して初めて機能が使えるようになるので、導入後に投稿する画像や動画のストックをして待ちます。

また、ショッピング機能など、ビジネスアカウントならではの機能は、使い方にも注意が必要です。

1つの投稿に対して過剰なタグ付けを行う、連投などといった行為は、情報の整理がされていない投稿とみなされるので注意が必要です。

ユーザーのニーズを把握しコンテンツを制作

Instagramを運用に使うのであれば、投稿するコンテンツは量はもちろん質も重視しなければなりません。

ユーザーニーズを把握し、反映したコンテンツを準備しましょう。

誰しも、自社のサイトやサービスなどを売り込みたいと考えてInstagramのコンテンツを作成します。

しかしながら、コンテンツの評価において重要視されるのはユーザーにとって利益があるかどうかです。

単純に毎日決まった時間に投稿することは非常に重要ですが、内容がおもしろみのないものであれば、ユーザーは見向きもしません。

ターゲットとするユーザーがどのようなアクションを起こし、どういったコンテンツであれば満足度が上がるかを常に考えましょう。

サイトの属性にもよりますが、自分よがりの投稿では、フォロワー獲得やコンバージョンには至りません。

こまめに運用状況を分析する

Instagramの運用に限らず、SNS運用では、こまめな運用状況の確認が欠かせません。

Instagramであれば、インサイト機能を活用して運用状況を分析していきましょう。

投稿やアカウントに対するインプレッションやエンゲージメントは、運用していくうえで重要なエッセンスです。

インプレッション数を上げるのであれば、投稿する画像や動画のコンテンツ強化が必要です。

エンゲージメントが低いのであれば、サイトへの誘導やショッピングといったユーザーの意思決定を促す必要があります。

どれだけこまめに投稿していても、何か意図があって投稿内容を精査しているのとしないのとでは雲泥の差があるのです。

特に季節やイベントを意識した投稿に対しては、こまめに投稿後の運用状況をチェックしていきましょう。

運用する前の事前準備

Instagramの運用において、最も重要かつ難しいのが運用する前の準備です。

準備内容は具体的に、運用目的の明確化・顧客ニーズの把握・ターゲット設定の3つです。

どの項目が欠けても、適切なInstagram運用はできないので注意してください。

まず、Instagram運用の目的やゴールをしっかりと明確化しておきましょう。

自身のキャリアや仕事内容に注目するのも良いですが、ポイントは情報を得たユーザーが何を得られるかです。

ターゲットや顧客のニーズによっては、コンテンツの配信頻度や内容、配信時間を変える必要があります。

これらはInstagramの運用を通じて、段階的に枠組みを決めるのではなく、運用を始める前にすべて決めておく必要があります。

もちろん、投稿を続ける中で、アクション数を伸ばすといった理由で途中から戦略を変えることはあるでしょう。

しかし、コンセプトが何一つ決まっていない状態でInstagramの運用を開始すると無駄が増え、非効率になるので注意が必要です。

Instagram運用の事例

最後に、Instagramの運用によってアクセス数やコンバージョンの増えた事例を2つ紹介します。

一つは、lowyaというインテリア家具のECサイトの事例、もう一つは、結婚情報配信サイトのゼクシィです。

それぞれの成功事例について見ていきましょう。

lowya

lowyaは、ミドルクラス程度の価格設定とハイセンスなデザインで人気のインテリア・家具のECサイトです。

Instagramの運用で、おしゃれな自社製品を魅力的にアピールしたところ、フォロワーが約80万人に増えました。

ニトリなど、安くてデザイン性に富んだインテリア雑貨を販売する店が台頭する中で、オンラインサイトの年間利用者数も4,500万人に増加しました。

自社製品の魅力を、写真や動画で効果的に魅せられたことが成功のポイントです。

ゼクシィ

ゼクシィは、リクルートが運営する国内大手の結婚情報サイトの一つです。

Instagramのストーリーズ機能をメインで活用し、ゼクシィを通じた結婚式選びの雰囲気をわかりやすく訴求しました。

ユーザーの心を掴む投稿が話題を呼び、広告導入を期に獲得アクション数は2.1倍まで伸び、アプリのインストール数も3倍に増加したのです。

停滞しつつある結婚式市場において、ゼクシィの世界観を伝えたことでユーザーを動員できたのが成功のポイントです。

まとめ

Instagramの運用方法について、メリットとデメリットから実際にInstagramを活用した運用方法を解説しました。

FacebookやTwitterとはまた違った領域、訴求ポイントでユーザーへのリーチを図るのがInstagramです。

画像や動画のコンテンツはとにかく目で見て内容がわかるものであれば、視認性が高く、幅広いユーザーに受け入れられるでしょう。

使い方も制限がなく、中にはテキストを効果的に見せるだけのコンテンツでも十分アクセスが稼げた事例もあるので、綿密な計画立てから始めましょう。

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