SEO対策ツールの選び方に迷っていませんか。Webマーケティングを進めていく上で、SEO対策は必須であり、効率的に作業を進めるにはツールの活用が必要不可欠でしょう。
本記事では種類・目的別におすすめのSEO対策ツールや選択のポイントを紹介しています。最近では多機能・高品質なSEO対策ツールがリリースされていますが、どういった機能を選べば良いのか迷っているマーケターも多くいます。
その結果、多機能なツールを導入したものの使いこなすことができず、余計なコストがかかってしまうケースも少なくありません。
この記事を読み、しっかりと理解すれば、自社のWebマーケティングに有効なSEO対策ツールを選択・活用できるようになるでしょう。
どういったツールを選ぶべきか迷っているマーケターの方などはぜひ参考にしてみてください。
目次[目次を全て表示する]
SEO対策ツールにはどれくらいの種類があるの?
SEO対策ツールは用途に応じて概ね7種類に大別できます。一口にSEO対策といっても様々なアプローチがあり、また複数の対策を施すことが必要不可欠です。
しかし、複数のSEO対策をアナログな手法で施すには限界があり非効率的だといえます。そこでSEO対策ツールを用いれば、適切かつ効果的なSEO対策が可能です。
ただし、目的に応じた種類のSEO対策ツールを導入することが重要であり、それぞれの種類の目的や特性を正しく理解することが必須になります。
SEO対策ツールの7つの種類
ツールを活用してSEO対策を行うには、それぞれのツールの目的や特性を理解しておくことが必要不可欠です。ここでは、7種類のSEO対策ツールについて、それぞれの目的・特性を紹介します。用途に合わせてSEO対策ツールを導入しましょう。
1:Googleの基本ツール
Googleが提供するSEO対策の基本ツールは、無料で利用できるのが大きなメリットです。もちろん、無料だからといって「使えない」機能ばかりではありません。
「使える」機能が満載であり、次の3分類8種類に大別されます。
・SEO分析ツール(Google Search Console・Google Analytics・Googleトレンド)
・SEOテストツール(AMPテスト・PageSpeed Insights・リッチリザルトテスト)
・プラグイン(LightHouse・Web Vitals)
SEO対策ツールには有料のものが数多くリリースされていますが、まずはGoogle基本ツールを使いこなすことが得策だといえるでしょう。
2:キーワード調査ツール
キーワード調査ツールは、SEO対策を施すことを目的としたキーワードを設計するに用いるツールです。
基本的には以下の機能が搭載されています。
・検索ボリュームの算出
・トレンドワードの確認
Webサイトやコンテンツを作成する上で、キーワード選定は非常に重要なポイントです。アナログな手法では長時間費やしてしまうことも少なくありません。キーワード調査ツールを用いれば、短時間で有効なキーワードを探し出すことが可能となります。
3:内部対策ツール
内部対策ツールはWebサイト内におけるSEO対策を行います。いくら良質なコンテンツを持ったWebサイトを作っても、内部対策が十分施されていないと検索エンジンで上位表示は期待できません。
内部対策ツールは、Webサイトの構造の適正化・構造化データマークアップを行うツールです。ツールを活用することで面倒な内部対策を効率的に行うことが可能となり、常に最適化が図れるでしょう。
4:外部対策ツール
外部対策ツールはWebサイトの外部から行うSEO対策をフォローします。良質なコンテンツを作り続けていれば、Webサイトの評価は徐々に高くなるでしょう。
しかし、自然体で外部からの評価を待っているだけでは無駄な時間がかかる可能性もあります。外部対策ツールの役割は被リンクの獲得・分析です。
外部対策ツールを用いることで、検索エンジンの上位表示に必要な被リンクの量・質が確認できます。つまり、効率的かつ効果的に被リンク対策を行うことが可能となるでしょう。
5:コンテンツSEOツール
コンテンツSEOツールは、コンテンツそのものへのSEO対策をフォローするにツールです。これまでSEO対策といえば、Webサイト全体に施すものが大半でした。
ところが最近はWebサイトに掲載される、個々のコンテンツへのSEO対策を重視するのがトレンドです。コンテンツSEOツールでは、それぞれのコンテンツに必要なキーワード・要素などを分析します。
質の高いWebサイトとは、真にユーザーに役立つコンテンツを提供することです。つまり、コンテンツSEO対策ツールを用いて、適切な対策を講ずることが重要だといえるでしょう。
6:競合調査ツール
競合調査ツールは自社Webサイトと競合するWebサイトの情報を分析するツールです。自社サイトを上位表示させるには、コンテンツが充実していることが求められます。
しかし、いくら充実したコンテンツを作ったと自負していても、競合サイトがさらに充実したコンテンツを作っていれば上位表示できません。
少なくとも上位に表示されている競合サイトを上回るコンテンツが必要です。競合サイトの調査・分析は不可欠であり、ツールを活用することで効率的に進めることができるでしょう。
7:検索順位チェックツール
検索順位チェックツールは、その名のとおりWebサイトの検索順位が確認できるツールです。自社Webサイトの検索順位が不明確だと、現状のSEO対策が正しいか否かが判断できません。
例えば、検索順位が上位に食い込んでいるWebサイトであれば現状の対策を維持することが大切です。反対に上位表示されていないWebサイトだと、SEO対策を見直すことが求められます。
最適なSEO対策を行う上で、自社Webサイトの検索順位を確認することは必須です。検索順位チェックツールであれば、検索エンジンのアルゴリズムにも対応しており、常に正確な検索順位を自動的に表示してくれるでしょう。
Googleの基本ツールのおすすめ6選
おすすめのGoogle基本ツールを紹介します。Googleの基本ツールは無料で多機能である点が大きなと特徴です。まずは、用途に応じて様々なツールを活用することで、SEO対策ツールの基礎を学ぶこともできます。
1:Google アナリティクス
Google アナリティクスは、Webサイト内でのユーザーの動きを分析するツールです。ユーザー像を詳しく分析することで、Webサイトのコンテンツ作りやマーケティングにも有効活用できます。
また、Google アナリティクスは様々なパブリッシャーサービスや広告サービスとの連携が可能であることからビジネスの幅を大きく広げることも可能です。Google アナリティクスは、ビジネスを効率的に進めるためのデータ分析には、非常に相性が良いといえるでしょう。
2:リッチリザルトテスト
リッチリザルトテストとは、Webページにおける構造化データで生成される「リッチリザルト」を確認するテストとなります。なお、リッチリザルトとは、通常の青色リンクよりも高度な機能を持ったリンクです。
なお、リッチリザルトテストを実施することで、「リッチリザルト タイプ」「構造化データのエラー・候補」が表示されます。その結果を基にして、Webサイトの適正な構造化が期待できるといえるでしょう。
3:Google Search Console
Google Search Consoleはユーザーがどういった経路から自社Webサイトに辿り着いたのかが分析できます。具体的には「サイトの検索トラフィック」「掲載順位」が分析可能です。
また、自社Webサイトの問題点はメールで通知されてきます。したがって、無駄な時間を費やさなくとも的確に修正箇所を発見・改善することができるといえるでしょう。
4:PageSpeed Insights
PageSpeed InsightsはWebページの読み込み速度を数値化するツールとなります。Webページの読み込み速度はユーザビリティの向上を目指す上で非常に大切な要素です。
PageSpeed Insightsは当該サイトを呼び出し、測定したいWebサイトのURLを入力するだけで簡単に利用できます。もちろん無料ですから、定期的に測定するのがおすすめです。
5:AMPテスト
AMPテストは対象のWebページが正しく読み込まれるかをチェックするツールです。目的のWebページが正しく表示されなければ、ユーザーは瞬く間に離れていきます。
AMPテストはモバイルページに特化したツールであり、対象のWebページのURLを入力するだけで利用可能です。スマホユーザーが増加している状況では必須なツールだといえるでしょう。
6:Web Vitals
Web Vitalsは検索結果に大きな影響を与えるCore Web Vitals指標を表示する拡張機能です。
Core Web Vitals指標とは以下の要素から構成される指標となります。
・LCP(ページ読み込み時間)
・FID(インタラクティブ性)
・CLS(ページコンテンツの視覚的安全性)
なお、Web Vitalsが測定する上記の要素は、Googleが提供する「Chromeユーザーエクスペリエンスレポート」「Page Speed Insights」「検索コンソール」に報告される方法と一致しています。
キーワード調査ツールのおすすめ5選
ここではおすすめのキーワード調査ツールを紹介します。Webサイトを作成する上でキーワードは非常に重要な要素です。自サイトに活用するキーワードだけでなく、競合サイトのキーワードも調査して参考とするのも良い活用方法だといえます。
1:Keywordmap
Keywordmapは自社・競合サイトの上位表示キーワードを簡単に抽出できるツールです。さらに広告調査・コンテンツ作成に役立つ50以上の機能を備えています。
10時間を要する分析作業が2分程度で完了する操作性の高さが大きな魅力です。無料デモでは上位表示キーワードの抽出が試せることから、操作性・機能面を確認して導入すると良いでしょう。
2:Google Trends
Google TrendsはGoogleで検索されている旬なキーワードを抽出するツールとなります。Webサイトを上位表示させるには、トレンドとなっているキーワードやその移り変わりをチェックすることが必須です。
Google Trendsであれば、視覚的にもわかりやすく検索結果の移り変わりが表示されます。また、他のGoogleが提供するツールと同様に無料で利用できる点も魅力だといえるでしょう。
3:Google広告キーワードプランナー
Google広告キーワードプランナーは文字どおり「Google広告」のためのツールですが、広く一般的にも利用できます。
主な機能は以下のとおりです。
・キーワードを探す
・キーワードを調査する
・Google広告における見積もり単価を積算する
・広告プランを作成する
Google広告キーワードプランナーは無料で利用できますが、基本的なキーワード調査には十分な機能を兼ね備えています。有料版を導入する前に1度は利用しておきたいツールです。
4:Ubersuggest
Ubersuggestは「Google」に加え、「YouTube」「Amazon」に対応するキーワード調査ツールです。Google chromeの拡張機能として提供されるため無料で活用できます。
毎月検索ボリュームやCPCに加え、競合データのキーワードを表示させることが可能です。また、Ubersuggestには基本的な調査メニューが揃っており、操作性にも優れていることから、初心者にも優しいツールだといえるでしょう。
5:KEYWORD FINDER
KEYWORD FINDERは重要・関連キーワードを自動収集するほか、検索順位も自動でチェックしてくれるツールです。累計1,300万を超えるキーワードを見つけており、機能面において非常に優れたツールだといえます。
また、一定期間に流入が増加したページ・キーワードも確認することが可能です。つまり、売上につながるCVキーワードを見つけやすいといえます。7日間のトライアルも用意されているので、まずは試用して機能を確認しましょう。
内部対策ツールのおすすめ5選
ここではおすすめの内部対策ツールを紹介します。内部対策ツールを選ぶポイントは、自社サイトに必要な機能を明らかにすることです。
使わない、もしくは使えない機能を導入してもコストの無駄が発生します。自社サイトに必要な機能を見極め、自社Webサイトの内部対策に最適なツールを選びましょう。
1:DeepCrawl
DeepCrawlはWebサイトページ内部のリンクされていないページや無効なリンクを検出するツールです。無駄なペースを削除することで、サイトの構造を最適化することができます。
さらに過去データを分析して、現在のページから変化した点・問題点を抽出することも可能です。つまり、DeepCrawはWebサイトの運営に活かせる内部対策に関する機能が豊富に搭載されているツールだといえます。
なお、DeepCrawは有料で全ての機能が使えるツールです。無料デモが用意されているので、事前に機能を確認して導入すると良いでしょう。
2:seoマスターProfessional
seoマスターProfessionalは、WebサイトのSEO対策を半自動で行う有料ツールです。自社WebサイトのURLとキーワードを入力するだけで、修正点が表示されます。
ユーザーは表示された修正点を修正するだけで、簡単にSEO対策が施されたWebサイトの構築が可能です。修正を重ねるごとに検索エンジンへの最適化が図れ、効率的に上位表示が期待できるWebサイトに仕上げることができるでしょう。
3:Screaming Frog
Screaming FrogはクロールしたWebサイトにおける、SEO関連る情報を一覧化するツールです。英語表記のため「取っつきにくさ」を感じる人も少なくありません。
しかし、視覚的にシンプルなデザインのプラットフォームが用意されており、使い方に困ることはないでしょう。なお、検出できるデータには「Title、metaタグ」「見出しタグ」「エラーページの抽出」などがあります。
4:Lighthouse
LighthouseはSEO対策ツール中級者におすすめです。Webページ内のSEO内部状況を分析して、数値として表示してくれるのが大きな特徴だといえます。
さらに、Webページ内の問題がある箇所も見つけ出してくれるので、効率的な内部対策が可能です。ただし全て英語表記の上、SEOの基礎的な知識が必要となるので、SEO対策ツールの使い方に慣れていることが求められます。
5:パスカル
パスカルは検索順位上位に表示されるWebページの内部・外部の情報をチェックできるツールです。内部対策に有効なHTMLを中心に50項目をリアルタイムでチェックできます。
タイトルタグやmeta descriptionなどの基礎的なタグの分析に加え、サイト内部のリンク構造を最適化する高度な分析やコンテンツSEOにも利用できることもパスカルの特徴です。
なお、パスカルには3種類の料金プランがあり、利用する機能によって選択できます。利用する機能によって最適な料金プランを選択ししょう。
外部対策ツールのおすすめ3選
ここではおすすめの外部対策ツールを紹介します。外部対策の王道は被リンクを増やすことですが、量よりも質に重きを置くのがコツです。外部対策ツールを選ぶ際は、質の高い外部対策が可能なツールを選びましょう。
1:ahrefs サイトエクスプローラー
ahrefs サイトエクスプローラーは膨大なデータ量を誇る外部対策ツールです。
リンクインデックスは14兆にも上り、次の3つのSEOツールを一つのインターフェースで表示できるのが特徴だといえます。
・Organic traffic research:競合サイトのキーワード
・Backlink checker:競合サイトの被リンク
・Paid traffic research :競合サイトの有料検索広告
なお、ahrefs サイトエクスプローラーは4種類の料金プランが設定されており、必要な機能を選んで選択することができます。膨大なデータから適切な外部対策を講じるにはとても有効なツールだといえるでしょう。
2:Link Explorer
Link Explorerは自社サイトのドメインパワーがチェックできるツールとなります。ドメインパワーとは、検索エンジンが示すWebサイトの信頼性の高さのことです。
つまり、ドメインパワーが強いほど、検索エンジンで上位表示されやすくなることが期待できます。なお、Link Explorerの使い方はいたってシンプルであり、URLを記載するだけで必要な情報を取得することが可能です。
3:Majestic
Majesticは被リンクの質を分析するのに効果を発揮するツールです。被リンク元のドメイン数・アンカーテキスト・被リンク数の比率が円グラフで示されるため、視覚的にリンクプロフィールをチェックできます。
リンクの検出数が多く、リンク切れの被リンクが検出できることも大きな特徴です。なお、料金プランは3種類用意されており、利用する用途や頻度などによって選択できるのも魅力だといえます。
コンテンツSEOツールのおすすめ5選
ここではおすすめのコンテンツSEOツールを紹介します。コンテンツSEOツールには多機能なものが多く、あれもこれも導入したくなりがちです。
しかし、自サイトにとって無駄な機能を排し、必要な機能に絞り込むことがコンテンツSEOツールを活用するコツだといえます。
まずは必要な機能を使い倒すことを心掛けましょう。1つの機能を使いこなすことによって、真に必要な機能が明らかになります。
1:tami-co
tami-coは新規記事コンテンツの企画・リライトを強力にバックアップするツールです。通常だと2時間以上費やしてしまう分析・調査を自動化してくれるので初心者でも質の高いコンテンツが作成できます。
tami-coを活用することで期待できる効果は次のとおりです。
・売り上げの増加
・業務の効率化
・定量分析
なお、tami-coの利用料金は分析回数に応じて異なりますが、まずは2週間の無料トライアルを活用すると良いでしょう。
2:SEARCH WRITE
SEARCH WRITEはSEO対策初心者にも使いやすい機能が詰め込まれたツールです。累計5,000社が利用しており、SEOの正しい方法・ツールの使い方を無償サポートしています。
なお、SEARCH WRITEの主な機能は以下のとおりです。
・施策を考える
・コンテンツを制作する
・施策を整理する
・成果を測る
SEARCH WRITEには3種類の料金プランが用意されています。無料デモも用意されているので、まずは利用してみると良いでしょう。
3:EmmaTools™
EmmaTools™ はSEO対策に優れたコンテンツを作成するライティングツールです。
独自のアルゴリズムは、自社Webサイトのコンテンツにおける、以下のSEO品質をスコアリングします。
・上位表示に必要なキーワード
・コピペ率
・キーワード比率
・文字数
・見出し
SEO対策についてはツールが自動的に分析します。したがって、コンテンツ作成担当者はライティングに集中することが可能です。
また、コンテンツの作成を外注に委ねている場合、ツールを活用することで記事内容のクオリティを高めることができるでしょう。
4:ミエルカ
ミエルカは一部上場企業を含む約1,500社が利用する信頼のSEO対策ツールです。競合するキーワードを分析し、上位表示できるキーワードを見つけ出してくれます。
さらに、上位表示するための課題や解決策を可視化するのもミエルカの特徴です。また、サポート体制も徹底されているので、マーケターの育成の観点からもメリットがあるといえます。
月額利用料はやや高額になりますが、コストに見合った成果が期待できるSEO対策ツールです。無料でのお試しも用意されているので、まずは無料版を活用してみると良いでしょう。
5:TACT SEO
TACT SEOはコンテンツの作成・検証に加え、キーワード調査など非常に多機能なツールとして知られています。上位表示が狙えるコンテンツ作りやSEO対策に有効です。
また、TACT SEOはSEOコンサルタントの知識・経験を基に作られているため、内部対策にも効果が期待できます。
TACT SEOの主な機能は次のとおりです。
・1記事においてターゲットとできるキーワードのグルーピング
・コンテンツの上位表示に必要な要素の明確化
・競合サイトに流入しているキーワードの明確化
TACT SEOには様々な料金プランが用意されており、効率的に有効なコンテンツを予算と相談しながら作ることができるツールです。
競合調査ツールのおすすめ3選
ここではおすすめの競合調査ツールを紹介します。自社Webサイトを上位表示させるには、競合他社のWebサイトを丁寧に分析することが必要です。
そのためには、アナログな手法では限界があり、競合調査ツールは必須だといえます。競合調査ツールを選ぶ際には操作性・分析内容の的確さを重視すると良いでしょう。
1:Semrush
Semrushは世界で700万人が利用するオールインワン競合調査ツールだといえます。Webマーケティングに必要なSEO・広告分析・SNS競合対策の全てを網羅しているのが大きな特徴です。
具体的には競合するWebサイトの調査・分析結果から、順位変動のトラッキングを一元化することで、トラフィック改善をフォローします。料金設定は3パターンあり、とてもリーズナブルな点も魅力だといえるでしょう。
2:Similarweb
Similarwebは多くの一部上場企業が利用する競合調査ツールです。10年以上にわたる継続投資により、Similarwebが示すランキングは世界的に信頼されるものとなっています。
Similarweb TrafficMeter™を導入すれば、自身が活用するブラウザに組み込むだけで、競合するWebサイトの様々なデータが取得できる点も大きな特徴です。
無料版と有料版が用意されていますが、無料版は機能が大きく制限されます。まずは無料版を試用して機能面を確認して、有料版に拡張すると良いでしょう。
3:chiyo-co
chiyo-coはコピーページを効率的に解析するSEO対策ツールです。競合するWebサイトに類似したページが存在すると、著しく検索順位に影響します。
chiyo-coは文章の特徴的なキーフレーズを分析し、レーダーチャートでその結果を示してくれるのが特徴です。類似性が可視化されるため、より改善点が明確になります。
1月に解析する回数(文字数)によって、料金プランが設定されていますので、使用頻度によって選択すると良いでしょう。
検索順位チェックツールのおすすめ3選
ここではおすすめの検索チェックツールを紹介します。いくら自社WebサイトにSEO対策を施しても、その結果が検索順位に現れなければ意味がありません。
検索順位チェックツールは一定期間内の推移を示してくれますので、現状のSEO対策が間違っていないかも確認できます。検索順位チェックツールを選ぶ際には、操作性や検索できる期間などを勘案すると良いでしょう。
1:DEMANDMETRICS
DEMANDMETRICSは1つの画面で数多くのキーワードを分析・管理可能なSEO対策ツールです。「見えるチャート」で分析結果が確認できるので、直感的に現状を把握することができます。
日々の検索順位に加えキーワード選定や被リンクの分析にも優れている点が大きな特徴です。有料で使用できるツールですが、まずは2週間のトライアルから試してみましょう。
2:GRC
GRCはSEOツールラボが提供する無料の検索順位チェックツールです。面倒な操作は必要なく、ボタン1つクリックすれば、全ての検索キーワードの順位を調査してくれます。
また、PC起動時に検索順位をチェックする機能が搭載されており、これを利用すればクリックする必要もありません。シンプルに検索順位だけ知りたいマーケターにおすすめの検索順位チェックツールだといえるでしょう。
3:BULL
BULLは日々の検索順位を自動で分析する、クラウド型の検索順位チェックツールです。Googleの順位変動にも対応しており、常に最新の変動状況が把握できます。
また、Googleの検索順位は「検索している地域」にも影響を受けますが、BULLはこれにも対応しているのが大きな特徴です。検索するURLやキーワード数によって料金プランが設定されているので、無駄なコストがかからないのも魅力だといえるでしょう。
SEO対策ツールを選ぶポイント
SEO対策ツールは単に導入するれば「効果が上がる」ものではありません。ツールは使いこなすことで効果が発揮するものであり、ツール選びが大切です。
ここでは、SEO対策ツールを選ぶポイントを紹介します。しっかりと理解して、Webマーケティングに役立てましょう。
目的に合っているものを取り入れる
SEO対策ツールを選ぶ際には、目的に合っているものを取り入れることを意識しましょう。SEO対策ツールは多機能化が進んでいます。
経験の浅いマーケターは可能な限り多機能なツールを導入したいと考えがちです。しかし、使えないもしくは使わない機能を取り揃えてもコストの無駄遣いとなります。
SEO対策ツールは真に必要な機能・目的に合った機能を取り入れることが大前提です。まずは、基本的な機能を持ったSEO対策ツールを導入し、徐々に機能を拡張するのが賢明だといえるでしょう。
調査や分析の対象で選ぶ
調査や分析の対象を絞り込むこともSEO対策ツールを選ぶ際には重要なポイントです。SEO対策は自社Webサイトを分析するものだけでなく、競合するWebサイトを分析するものやキーワードを選定するものなど様々になります。
最近ではオールインワンのSEO対策ツールもリリースされていますが、コスト高となることも少なくありません。
前項で紹介した「目的に合ったツール」を選ぶのと同時に対象を絞り込むことで、より使い勝手の良いSEO対策ツールを選ぶことができるでしょう。
自分の目的に合ったSEO対策ツールを導入しよう
SEO対策ツールは目的にマッチしたものを活用しましょう。Webマーケティングを行う上で、自社WebサイトのSEO対策は必須であり、ツールの活用は業務の効率化には不可欠です。
SEO対策ツールは様々な目的・機能のものが多数リリースされていますが、その全てを活用することは多くありません。とりわけ、経験が浅いマーケターは多機能なツールを選びがちですが、機能面・コスト面での無駄が生じやすくなります。
まずは目的・対象を絞り込み基本的な機能が搭載されたツールを選びましょう。その後、徐々に必要な機能を拡張することが賢明な活用方法だといえます。