「動画編集の副業って稼げるの?」
「副業として動画編集の仕事をするメリットとは?」
「動画編集の副業を成功させるコツは?」
このように、副業で動画編集をしようと思っている方には、たくさんの疑問や不安があるのではないでしょうか。
本記事では、副業としての動画編集の仕事を成功させるコツやメリット・デメリットを紹介しています。
本記事を読むことで、動画編集者の仕事の流れや、仕事を成功させるコツ、案件の獲得の仕方などを把握出来ます。また、動画編集の仕事が上手くいかない人の特徴も紹介しているため、自身が動画編集者として向いているかどうかを判断する材料にもなるでしょう。
動画編集の副業を始めてみようと考えている方は、是非チェックしてみて下さい。
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動画編集者の副業は稼げないのか?
動画編集者の副業は、稼げないというイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、実際には全ての動画編集者が稼げないというわけではありません。
個人利用だけではなく、企業が自社のアピールやブランディングをするために動画を利用することも多い傾向にあり、動画編集者の需要は高まっているということが出来るでしょう。
しかし、稼げる動画編集者と稼げない動画編集者の二極化が進んでおり、稼げる動画編集者は月に数十万〜数百万の収入になっている一方、お小遣い程度にもならない人もいる状態になっていると言われています。
動画編集者の基本的な仕事の流れ
では、動画編集者はどのように仕事をしていくのでしょうか。
ここからは、動画編集者の基本的な仕事の流れについて紹介しています。
案件の獲得から納品までの詳しい流れを解説していくため、是非チェックしてみて下さい。
案件を取ってくる
まずは、仕事の依頼を受けるところから始まります。
案件は、友人や知人から引き受けたり、クラウドソーシングサイトなどで受注したりと様々な方法があります。
動画編集の案件には、YouTubeの動画編集やテロップの挿入・カット編集、ウェディングムービーの作成などいくつかのカテゴリがあります。
自身のライフスタイルや本業との相性を考えて、自分にあった案件を獲得しましょう。
元の動画データをクライアントから受け取る
案件を受注したら、クライアントから元データを受け取ります。元データとは、編集前の動画データのことで、この元データを使ってクライアントの希望に沿った作品を作っていきます。
編集して納品する
クライアントから受け取った元データに編集を加えていきます。
クライアントの指示のもと、テロップの挿入やカット編集、文字起こし、BGMの追加などを行うのが一般的です。
期日に余裕を持って編集を進め、作業が完了したらクライアントへ納品します。納品方法もクライアントの希望によって様々です。
副業として動画編集者の仕事をするメリット
ここでは、副業として動画編集の仕事をするメリットについて紹介していきます。
副業を始めてみたいと考えてはいるものの、なかなか勇気が出ず手を出せていないという人も、メリットを知ることで動画編集の魅力や楽しさを発見することが出来るでしょう。
パソコンさえあればどこでも働ける
動画編集の副業を行うのに必要なのは、基本的にはパソコンと動画編集ソフトのみとされています。長い動画のデータになると、容量の大きいパソコンを必要とする場合があるため、パソコンはある程度のスペックのものにしておくと安心でしょう。
また、パソコン一つ持って出かけられる場所であれば、時間や場所を問わずに出先でも作業を行うことが出来るのも魅力の一つと言えるでしょう。
スキルを習得する難易度が比較的低い
動画編集のスキルを習得することは、他のエンジニアやプログラマーなどと比較すると難易度が低いと言われています。
あまりに難易度が高いと、勉強をしていても途中で挫折してしまうこともあるでしょう。動画編集のスキルは、スクールに通わなくても独学で、ある程度は身につけることが出来るとされています。
基本的なスキルが身についた後は、いくつもの動画編集に携わり、数をこなすことが成長へ近づく近道です。
出回っている案件が急増中
また、昨今のYouTubeの成長や、企業のブランディング動画の増加などにより、動画編集の案件は多く出回るようになったと言われています。
今後も成長を続けていく見込みがあるため、動画編集のスキルを持った人の需要も伸びるとされています。
副業として動画編集者の仕事をするデメリット
まずは、初期費用が高額になってしまうことです。動画編集を本格的に始めようとすると、ある程度のスペックを持ったパソコンと、動画編集ソフトの購入が必要です。
副業が軌道に乗り、まとまった収入を得られるようになれば、初期費用は取り返すことが出来ますが、その段階までたどり着くのが難しいでしょう。
また、動画編集を始めたばかりの頃は、思うように稼げないという状況に陥るのも珍しいことではありません。最初のうちは、一本の動画を完成させるのにかなり時間がかかってしまうこともあります。
さらに、最初のうちはクライアントが指定する納期に追われることもあるでしょう。一本の動画を作るのに時間がかかってしまうため、納期に間に合わないという事態も発生しやすいため、時には夜通し作業に追われ、休む暇もなく動画編集をすることになる可能性もあります。
副業として動画編集者の仕事を成功させる4つのコツ
では、副業としての動画編集の仕事を成功させるには、どのようなことに注意して行えばいいのでしょうか。
ここからは、動画編集者として成功するために抑えておきたいコツを紹介していきます。
是非参考にして、動画編集の仕事を副業にしましょう。
1:編集以外の仕事も出来るようになる
まずは、動画編集一本に限定せずに、提案力などそれ以外の仕事も出来るようにしておくことが大切です。
クラウドソーシングを利用して案件を獲得する場合には、クライアントから指定されるテスト動画を作成し、その出来が良ければ本採用となることが一般的とされています。
元データを受け取った時、作り込みの甘いオープニングやエンディングが入っていることもあるでしょう。自分で良さそうなオープニングやエンディングに作り替えて、提案するというスキルを身につけていると、クライアントからの評価も大きく変わってくる可能性があります。
2:自分に厳しくなる
また、自分に甘い動画編集者は長期的に活躍していくのは難しいと言えるでしょう。
動画編集の需要は高まっていますが、技術を持った動画編集者も増えているため、その分ライバルも増えていくでしょう。
クライアントへの報告・連絡・相談を欠かさない、レスポンスを早くするなど、当然と思われることを確実に行うことが重要です。
これぐらいで良いかという考えは捨て、「当たり前だ」と思うことこそ誠実に行いましょう。
3:ディレクション能力を身につける
ディレクション能力とは、業務の進行状況や日程調整など、仕事の管理を行う能力のことを指します。
具体的には、コミュニケーション能力、スケジュール管理能力、統率能力を指すことが多く、いずれも社会人として欠かすことの出来ない能力だと言えるでしょう。それは、副業であっても同じです。
仕事の受注を受ける時点で、クライアントとのコミュニケーションは欠かせません。また、その引き受けた案件を予定通りに納品するスケジュール管理能力もなくてはならない能力だと言えるでしょう。
4:実際の人気動画を見て編集技能を吸収する
どのような動画が人気になるのか、どのような動画を作れる製作者が伸びるのかということを把握するには、実際の人気動画を見るのもおすすめです。
人気になる動画の編集の仕方や特徴を把握することで、世間が求める動画編集のスキルが明確になるでしょう。
動画編集者の仕事が上手くいかない人の5つの特徴
一方、副業として動画編集の仕事をするのに向いていない人もいます。
ここでは、動画編集者の仕事が上手くいかない人の特徴について紹介していきます。
自身が向いているタイプなのかどうかの判断基準にしてみて下さい。
1:クライアントの要望に応えられていない
クライアントの要望通りに動画を編集するのが仕事である動画編集者にとって、要望に答えられないというのは大問題です。
クライアントの要望を上手に聞き出し、それを形にすることが出来なければ、動画編集者として活動していくのは難しいでしょう。
2:コミュニケーションを取るのが苦手
クライアントから仕事を受注する過程から、要望のヒアリング、成果物のチェックなどにおいて、人とコミュニケーションを取ることは必要不可欠と言えます。
そのため、人とコミュニケーションを取るのが苦手な人や、煩わしく感じる人には向いていないと言えるでしょう。
3:1つの案件に時間をかけすぎている
いい動画にしたいという気持ちが強いあまり、一つの案件に時間をかけすぎてしまう人も成功するのは難しいでしょう。
生産性の高い編集者になることが出来なければ、満足のいく額を稼ぐのも難しくなってしまいます。始めのうちは、一本の動画に時間がかかってしまうことは避けられませんが、徐々に効率を意識して編集することが重要です。
4:基礎スキルが身についていない
基本的なスキルが身についていない状態で、動画編集の副業を始めてしまうのは、やめておきましょう。
主に独学で動画編集を学んだ人が多いですが、我流のやり方になってしまうことが多く、動画のクオリティが下がってしまうこともあります。
作成する動画の質が低いと、案件の獲得自体が難しくなってしまうこともあるため、十分なスキルを身につけてから副業を開始することが重要です。
5:遠慮してばかりで案件を取ってこられない
「自分はまだ動画編集を始めたばかりだから」と遠慮してしまい、なかなかクライアントに営業をかけられない人も難しいでしょう。
特に、「初心者だから」と応募する案件を選び過ぎてしまい、応募件数が少なくなってしまう人は注意が必要です。経験がないことを理由に応募を控えてしまうのは、もったいないと言えるでしょう。
数をこなすことで徐々に経験とスキルが身につく仕事であるため、積極的に案件に応募することが重要です。
動画編集者の案件を取る方法
動画編集の仕事を得る方法は、実はいくつもあります。
ここからは、動画編集の案件を取る方法について紹介していきます。
自身のスキルのレベルや、ライフスタイル、本業との兼ね合いなどを考慮して、自分にあった方法で案件を獲得するのが良いでしょう。
人脈から仕事を得る
まず、知人や友人、過去に取引のあったクライアントなどの伝を頼るという方法があります。
周りにYouTubeに動画を投稿している人がいれば、動画編集を任せてもらえることもあるでしょう。
また、友人や知人が企業やイベント、団体のプロモーションで動画制作を計画していることもあります。動画編集が出来ることを伝えておけば、場合によっては編集を依頼されることもあるでしょう。
これらは、いわゆる「コネ」を使った案件の獲得方法にはなりますが、仕事が獲得しやすいというメリットがあります。さらに、クライアントとなる相手のことをよく知った上で仕事が獲得出来るため、要望を聞き出したり、修正内容などを聞いたりしやすいのも利点です。
SNS経由で依頼を受ける
また自身でブログやSNSを開設し、そのツールを利用して営業活動をしていくのも方法の一つです。
ブログやInstagram、Twitterなどは強力な情報の拡散力を持ちます。自身のアピール活動をするには適していると言えるでしょう。
SNSを利用して「お仕事の依頼・相談はこちらまで」と相談ツールやメールアドレスを用意しておくことで、興味を持ったクライアントからの問い合わせ・依頼がくることもあります。
SNSの開設は比較的簡単で、誰にでも行うことが出来るため、おすすめと言えるでしょう。
クラウドソーシングで探す
副業をしている人にとって、身近なのがクラウドソーシングサイトではないでしょうか。
クラウドソーシングとは、仕事を依頼したいクライアントと、その仕事を受注したいワーカーとをオンライン上でマッチングさせるサービスのことです。
多くのクラウドソーシングサイトでシステム手数料がかかってしまうところがデメリットではありますが、案件が多数掲載されており、利用者も増えています。
クラウドソーシングでは、自身のスキルのレベルや、クライアントが希望する出来によって、どの案件に応募するかをワーカー自身で選ぶことが出来ます。出来そうな仕事から徐々に手をつけることが出来るため、スキルアップにも繋がるでしょう。
副業OKの求人に申し込む
副業やWワークを認めている、映像制作業者の求人に応募するという方法もあります。
この場合、企業が業務委託という形で求人募集をしているため、クラウドソーシングサイトと比べると少し報酬単価が高いことが多いと言われています。
クラウドソーシングと比較すると稼ぎやすいというメリットだけではなく、継続して仕事を任せてもらえる可能性が高いというメリットもあるでしょう。
副業として動画編集者に挑戦してみよう
動画編集は、もともとYouTubeなど動画を見るのが好きな人や、動画制作に興味のある人にとっては、とっかかりやすい副業だと言えます。また、より専門的な知識やスキルを必要とする、プログラマーやエンジニアと比較するとスキルの習得が難しくないのも特徴でしょう。
ある程度のスペックを持ったパソコンと動画編集ソフトさえあれば、場所や時間を問わずに始められるため、興味を持っている方は一度挑戦してみるのもおすすめです。
まずは、自身の得意な分野、興味が湧きそうな分野から動画編集に取り組んでみるのが良いでしょう。
副業に興味のある方、動画編集をやってみたいと考えている方は、是非挑戦してみて下さい。