はじめに
企業サイトにユーザーを呼び込むためには、そこに人を惹きつけるだけの魅力がなければなりません。
そのためには、コンテンツの内容はもちろん、ユーザーが最初に目にする部分にも人目を惹く工夫がなされている必要があります。
目にした瞬間からもっと見てみたいと思わせる何かが欲しいのです。
そして、それを実現するのがスライダーです。
今回は、WordPressでサイトを運営されていて、スライダーの導入を検討している方に向けて、導入方法やおすすめのプラグインについて解説します。
【WordPress】スライダーとは
Webサイトを訪問した時、特に操作していないのに画像がスライドショーのように右から左へ流れているのを見た経験はありませんか。
Webサイトにある画像が次々とスライドされるものがスライダーです。
製品を多角度から撮った画像などを流せばユーザーはその製品のイメージがつきやすくなり、好みのカラーを探すこともできます。
人間はどうしても動きのあるものを目で追ってしまうので、注目してほしい商品の画像などを流せば大きな集客効果が得られるでしょう。
より多くのコンテンツを目にすることで滞在時間もそれだけ延び、それによって検索エンジンの上位に自社サイトが表示されるようになるはずです。
サイトそのものに動きがあることで、ほかのサイトとの差別化も図れます。
【WordPress】スライダーの導入方法
スライダーの導入方法は主に2つあります。
1つ目は、スライダーを動かすJavaScriptファイルの追加です。
ただし、プログラミングの知識がないと難しいかもしれません。
そして、2つ目はプラグインをインストールしてWordPressに機能を追加することです。
プラグインは無料で使えるものが多いので、コストもほとんどかかりません。
特にプラグインの追加は専門知識を必要としないため、これまでにWordPressを使ってきた方であれば、簡単に導入できるでしょう。
JavaScriptを利用する
スライダーを導入するにはまずテンプレートslider.phpを作成しなければなりません。
これができたら、そこにスライダーで表示するアイキャッチ画像やページタイトルを追加します。
そして、スライダーを呼び出したい場所にslider.phpを呼び出すコードを記述しましょう。
これと同様に、スライダーとして動かすためのテンプレートを作成し、そこにJavaScriptファイルとCSSを追加してスライダーが動くようにしてください。
この一連の作業はJavaScriptなど、ある程度のプログラミングの知識が必要とされるので、経験のない方が急に導入するのは難しいかもしれません。
しかしながら、自分の理想の動きをするスライダーを作成できるメリットがあります。
プラグインを利用する
JavaScriptの利用には知識が必要ですが、プラグインを利用する場合は特に専門的な知識を必要としません。
ですから、今すぐにでも導入できるメリットがあり、時間もそれほどかかりません。
プラグインは、設置したい場所にあらかじめ作成されたショートコードを打ち込むだけで、簡単にスライダーを設置できます。
プラグインのメリットは、簡単にスライダーを作成でき、Webサイトに動きを持たせられることです。
一見難しそうに感じるかもしれませんが、JavaScriptを利用するよりはずっと簡単です。
プラグインの種類も豊富で、JavaScriptほどデザインの幅はないかもしれませんが、一般的なWebサイトであれば機能的にも十分なのではないでしょうか。
【WordPress】スライダーを導入するならプラグインを利用しよう
前述した通り、スライダーを作成するにはJavaScriptもしくはプラグインを利用する2つの方法があります。
しかし、WordPressを使ってサイトを運営している場合は、ぜひプラグインをご利用ください。
なぜなら、WordPressはスライダーのプラグインが充実していて、プラグインにもよりますが互換性が高いものもたくさんあります。
自由度が少ないというメリットもありますが、一般的な企業サイトを運営しているのであれば、あまり気にならないはずです。
プラグインを使ってスライダーを導入しサイトに動きを出すことで、貴社サイトをさらに魅力的なものにしていきましょう。
そうすれば、さらにユーザーの注目を集めるサイトとして進化し、閲覧数も増えると考えられます。
【WordPress】スライダープラグインの選び方
WordPressで使えるスライダープラグインは複数あるので、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。
プラグインを選ぶ時に注目すべき点は、「コスト」「導入のしやすさ」「スライドの種類」の3点です。
Webサイトのための予算や運営に割ける人員の数、もしくはどういった動きを持たせたいかによって、選ぶべきプラグインが変わってきます。
自社サイトに合ったプラグインを選ぶことで、より効率良くスライダーを導入できるでしょう。
コスト
プラグインによって、有料のものと無料のものとがあります。
有料のものは、スライドの種類が増えることやカスタマイズができるという特徴があり、より理想に近い形でのスライダーの実装が可能になるはずです。
実現したい動きがある場合は、ぜひ有料のものも視野に入れてお探しください。
しかし、Webサイトの運営費の予算にも限りがあるのではないでしょうか。
そのような場合は、無料のプラグインもたくさんあるので自社サイトにあったものを探してみてください。
無料のものは有料のものと比較するとスライドの種類が少ない場合やカスタマイズがあまりできないなど不利な点がどうしてもあります。
しかし、有料のものよりは少し見劣りするかもしれませんが、無料のものでも十分魅力的なサイトを作れるはずです。
導入のしやすさ
Webサイトの運営に携わっていればWordPressの使い方には慣れていらっしゃるかもしれませんが、スライダーの実装は初めてという方もいらっしゃるでしょう。
そういう場合は、導入のしやすさでプラグインを選ぶと良いでしょう。
数あるプラグインの中には、操作が非常にシンプルで使いやすいものと、少し複雑な作業を必要とするものとがあります。
最初はすぐに導入が実現しそうな操作が簡単なものを選ぶと安心ですし、複雑な作業を要しても問題ないようであれば、実現させたい動きに合わせて選ぶのもおすすめです。
導入がしやすければ、その後の管理も比較的容易であると予想されます。
特に初めて自社サイトでスライダーを試すのであれば、なるべく操作が単純なものを選びましょう。
スライドの種類
実装できるスライドの種類はプラグインによってさまざまです。
自社サイトで実現したいスライドによってプラグインを選んでも良いでしょう。
スライドの種類でプラグインを選択するためには、もちろん実装したスライドがどういうものかはっきりしていなければなりません。
あらかじめ、自分がどのようなスライダーを使いたいのかイメージを膨らませておきましょう。
使いたいスライダーがはっきりしていれば、それを実現できるプラグインを選べば良いだけなので、選択に頭を悩ませる必要もありません。
先述したコストや導入のしやすさも重要な要素ではありますが、イメージ通りのWebサイトにこだわることも大変重要です。
作りたいWebサイトに合ったプラグインを選ぶようにしましょう。
【WordPress】おすすめのスライダープラグイン
ここで、おすすめのスライダープラグインを3つご紹介します。
どれも無料で利用できるうえに、たくさんいる利用者の中で評価も高いものを選びました。
どれを選んでも、Webサイトにダイナミックさが生まれ、ユーザーを惹きつける魅力的なサイトとなるでしょう。
操作性も比較的簡単なものを選んでいるので、プラグインの操作に不安がある方も安心してご利用いただけます。
画像が動いているだけでも先進的に見えるため、商材にも良い印象を持ってもらえるという狙いもあります。
Smart Slider 3
機能性を求めるのであれば、Smart Slider 3をおすすめします。
Smart Slider 3は、管理画面の機能が高い特徴があり、カスタマイズも自由自在です。
スライダーを表示させたい場所にショートコードやPHPコードを貼り付けるだけなので、導入もとても簡単です。
自動的にSEOに最適化されるという特徴もあります。
また、レスポンシブWebデザインにも対応しているため、スマートホンやタブレット端末に合わせて表示内容を最適化できるのも嬉しいポイントです。
無料版と有料版の2種類がありますが、たいていの場合は無料版でも十分満足できるでしょう。
Smart Slider 3を利用する際はWordPressの管理画面で検索するか、こちらからダウンロードしてください。
Meta Slider
操作がシンプルでわかりやすいのはMeta Sliderです。
管理画面がシンプルで使いやすく、スライドの順番などはドラッグで視覚的な変更も可能であり、初心者の方にはこちらを特におすすめします。
スライダーの導入もとても簡単で、記事本文内にショートコードを貼り付けるだけです。
また、スライドのサイズやエフェクトも細かく設定でき、スライドごとにURLを設定できます。
操作が簡単でありながら汎用性が高いのは、Meta Sliderならではのメリットです。
こちらも有料版と無料版がありますが、無料版でも機能面はばっちりなのではないでしょうか。
Meta Sliderを利用する場合は、WordPressの管理画面で検索するか、こちらからダウンロードしてください。
Transition Slider
Transition Sliderも無料で利用でき、操作もとても簡単です。
ショートコードを貼り付けるだけなので、どなたにも簡単にお使いいただけるでしょう。
スライドのタイプが10種類以上と、とても豊富なことも特徴の一つです。
きっと自社サイトのイメージやスライドを導入するコンセプトに合ったものが用意されているでしょう。
インパクトのある印象を与えやすいデザインで、レスポンシブ表示にも対応しています。
画像の切り替えがとにかく派手なので、かっこいいWebサイトを目指しているのであればとても使い勝手が良いでしょう。
Transition Sliderを利用する場合は、WordPressの管理画面で検索するか、こちらからダウンロードしてください。
まとめ
自社サイトをもっと視覚的な訴求力のあるものにしたいならば、スライダーの導入をおすすめします。
左右に画像が切り替わっていくことでユーザーの目を惹き、それだけ閲覧時間も延びるため、まだ導入されていない方はぜひお試しください。
スライダーの導入方法は主に2つありますが、プラグインを利用すればプログラミングの知識がいらないので、今日からでも始められます。
おすすめのプラグインもご紹介しているので、ぜひご自分のイメージと合ったプラグインをお選びください